木原 さとみ(きはら さとみ、1971年7月4日 - )は、日本の元歌手アイドル。女性アイドルグループ・東京パフォーマンスドール(TPD)のメンバーであり、初代リーダーを務めた。

きはら さとみ
木原 さとみ
プロフィール
生年月日 1971年7月4日
現年齢 53歳
出身地 日本の旗 日本福岡県
血液型 O型
公称サイズ(時期不明)
身長 156 cm
所属グループ 東京パフォーマンスドール
アイドル: テンプレート - カテゴリ

元所属芸能事務所はアンクル・エフ[1]鹿児島県生まれ、福岡県出身。血液型はO型。身長156cm。姉が1人いる[2]。夫はテレビプロデューサー西山仁紫

来歴・人物

同郷出身だった松田聖子に憧れて、小3で歌手を志し[3]、地元の福岡県でCMや歌謡祭などに出演した。平尾昌晃ミュージックスクール福岡校、ジャパン・アーチスト音楽学院東京校で音楽を学ぶ。

父親から地元に進学して欲しいと言われ、福岡の高校に入学したが、父の転勤もあり東京の高校に転校[3]。高校在学中に雑誌『週刊少年チャンピオン』で読者投票によりミスチャンピオンに選ばれた[3](3名の中には鈴木蘭々がいる)。その後、横浜でスカウトされテレビ東京のバラエティ番組『少女雑貨専門TV エクボ堂』のレギュラーとなる。 当初は同事務所の篠原涼子とユニットを組むと言われていたが、そこに川村知砂も加わり3人組でデビュー[3]

1990年6月、さらにメンバーは増員され、東京パフォーマンスドール(TPD)を結成することになり、リーダーも任された[3]。TPDではフロントメンバーとして活動していたほか、篠原涼子川村知砂とともにグループ内ユニット「ゴルビーズ」としても活動した。

1993年に日本武道館2days、94年に横浜アリーナ公演を成功させるが、達成感から人気メンバーの卒業が相次いだ[3]。メンバーの補充などもあったが、木原はポジションが端へと追いやられてしまい[3]、1995年10月に東京パフォーマンスドールを卒業した。

ソロ歌手に転向し[3]、1996年にアニメ映画『魔法陣グルグル』の主題歌「金のトビラ」を、作者の衛藤ヒロユキYMOのプログラマーとしても知られる松武秀樹とのユニット「サトミキハラ with ラジオハート」としてリリース。声優の仕事にも挑戦した。1998年にユニット「Hi-Tech Kinema」のボーカルを担当し、シングル「Hey! La La」をリリースしたが、この年をもって歌手活動も終了した[3]

その後は、デザイナーとして活動を始め、『chocola tiere』(ショコラ・ティエール)というブランドを設立し、ファッションアイテムのデザインを手掛けた。インテリアコーディネーターとして、TBSの情報番組『ジャスト』で“お部屋改装計画”コーナーを担当。福岡のテレビ番組でもインテリアコーディネーターとしてレギュラーを持っていた。イラストレーターとして、2003年には東京パフォーマンスドールのメンバーだった穴井夕子の著書『命にあいたくて Baby meet mama』の挿絵を手掛けた。

2001年9月24日にTPDの衣装デザインを手掛けていたデザイナーと結婚したが[4]、程なくして離婚し、2007年11月11日にフジテレビあいのり』のプロデューサーを務めた西山仁紫と再婚。2009年10月4日、38歳の時に男児を出産[5]

2014年8月1日より、インターネットラジオ「帰ってきたパフォーマンスドール TPD RETURNS」(2016年6月17日終了・全48回)のパーソナリティーを、東京パフォーマンスドールのメンバーだった八木田麻衣とともに務めた。

2021年、東京パフォーマンスドールの30周年イベントに出演[3]

2022年、子育てに専念していたが、それが落ち着いたこともあり、ダンスサークル「パードルダンス部」を作り、部員相手に月1でダンスレッスンを行っている[3]

2023年7月15日、東京国際フォーラムで行われたイベント「MIND CIRCUS」に川村知砂・穴井夕子・八木田麻衣・木伏夏子の元TPDメンバー5人で出演。東京パフォーマンスドールの「キスは少年を浪費する」「ダイヤモンドは傷つかない」などを披露した[6]

出演

テレビ番組

ラジオ

インターネットラジオ

  • 帰ってきたパフォーマンスドール TPD RETURNS(2014年8月1日 - 2016年6月17日 全48回)

CM

ドラマCD

ディスコグラフィ

グループでの楽曲は東京パフォーマンスドール#音楽を参照

シングル

発売日 タイトル 収録曲 備考
1990年8月1日 ブギウギ・ダンシング・シューズ
  1. ブギウギ・ダンシング・シューズ
  2. ロコモーション
-
1991年1月1日 誘惑のブギー
  1. 誘惑のブギー
  2. 愛のさざなみ
-
1991年9月1日 NIGHT RAIN
  1. NIGHT RAIN
  2. サヨナラにKissを
-
1994年2月2日 太陽はくやしがらない
  1. 太陽はくやしがらない
  2. エモーションが予言した
-
1994年12月12日 blue easy sleep
  1. blue easy sleep(SPECIAL LAB.MIX)
  2. love me tender(GREAT NORTHERN MIX)
  3. heaven(STRATOSPHERE MIX)
  4. love me tender(PERVERSION MIX)
AVEC meets satomi kihara名義
4曲入りマキシシングル
1995年10月21日 カーニヴァル
  1. カーニヴァル
  2. カーニヴァル(remixed version)
  3. カーニヴァル(backing track)
カーディガンズのカバー
TPDのアルバム「check my heart」からシングルカット
2017年11月3日にアナログ盤が発売された
1996年4月1日 金のトビラ
  1. 金のトビラ
  2. DE・SU・ZO
  3. 金のトビラ(オリジナルカラオケ)
サトミキハラ with ラジオハート名義
1998年8月21日 Hey! La La
  1. Hey!La La
  2. Well Well Well
  3. Cheep Sweet Honey Drop
  4. Roller Coaster
Hi-Tech Kinema名義
4曲入りマキシシングル

アルバム

発売日 タイトル 収録曲 備考
1993年1月15日 SATOMI from Tokyo Performance Doll
  1. In the Arm of Night
  2. 素顔のくちびる
  3. スキャンダルが終わる
  4. 風酒花伝
  5. Cherry Merry Kiss!
  6. Night Rain
  7. 19XX
  8. サヨナラにKissを
  9. 星屑のフリータイム
  10. もしも…の春

その他

脚注

  1. ^ 現:ジャパン・ミュージックエンターテインメント
  2. ^ 太宰府天満宮 - 木原さとみオフィシャルブログ(2012年5月6日)
  3. ^ a b c d e f g h i j k 東京パフォーマンスドール、今は“ママ友” 元リーダー・木原さとみが語る当時「ケンカ絶えなかった」”. ENCOUNT (2023年5月6日). 2023年5月6日閲覧。
  4. ^ スクープ!木原さとみは結婚していた - スクランブルエッグ(2001年11月19日付の記事)
  5. ^ 太晴誕生~出産編 - 木原さとみオフィシャルブログ(2012年3月6日)
  6. ^ “売野雅勇、40周年コンサートに出演する東京パフォーマンスドールのメンバーが決定 30年ぶりに「キスは少年を浪費する」披露”. 音楽ナタリー. (2023年6月13日). https://realsound.jp/2023/06/post-1349010.html 2024年1月30日閲覧。 
  7. ^ 有田とマツコと男と女 - 木原さとみオフィシャルブログ(2012年4月20日)

外部リンク