有吉玉青
有吉 玉青(ありよし たまお、1963年〈昭和38年〉11月16日 - )は、日本の随筆家、小説家。本名:清水 玉青。大阪芸術大学教授(教養課程)。
有吉 玉青 (ありよし たまお) | |
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誕生 |
1963年11月16日(61歳) 東京都 |
職業 |
随筆家 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | ニューヨーク大学大学院演劇学科修士課程修了 |
ジャンル |
小説 随筆 |
主な受賞歴 | 坪田譲治文学賞(1989年) |
ウィキポータル 文学 |
なお、出版物では、姓の中の「吉」の字は、「『土』の下に『口』(𠮷)」の字体(吉の異体字)を使用している。
来歴
編集東京都杉並区生まれ[1][2]。父は興行師だった神彰、母は作家の有吉佐和子。命名は廖承志による。誕生直後に両親が離婚し、母の下で育つ。光塩女子学院初等科、同中等科、東京都立富士高等学校卒業。
早稲田大学第一文学部哲学科に入学し、1984年、3年次の夏休みに英国へ短期留学中に、母の急逝に遭う。早稲田大学卒業後、東京大学文学部美学藝術学科に学士入学。卒業後、東京大学大学院へ進む(修士課程中途退学)[2]。その後結婚、海外赴任した夫とともに渡米し、一時期ニューヨークなどに滞在した。1992年にニューヨーク大学大学院演劇学科修了。
大学院在学中の1989年に、母との思い出などを綴った書き下ろし「身がわり - 母・有吉佐和子との日日(にちにち)」を刊行。その後、随筆、小説などで活動する。
受賞歴
編集著書
編集- 『身がわり 母・有吉佐和子との日日』新潮社、1989 のち文庫
- 『ニューヨーク空間』新潮社、1993 のち文庫
- 『黄色いリボン』幻冬舎、1994 のち文庫
- 『レストルームで紅をぬれ』幻冬舎、1996「鏡の中の劇場」と改題、増補して文庫
- 『私はまだまだお尻が青い』大和書房、1996
- 『あこがれのため息』幻冬舎、1998
- 『お茶席の冒険』講談社、1998 のち光文社知恵の森文庫
- 『ねむい幸福』幻冬舎、2000 のち光文社文庫
- 『キャベツの新生活』講談社、2000 のち文庫
- 『がんばらなくても大丈夫』PHP研究所、2004 のち文庫
- 『車掌さんの恋』講談社、2004 のち文庫(ISBN 4-06-212597-8)
- 『雛を包む』平凡社、2006(ISBN 4-582-83314-4)
- 『月とシャンパン』光文社、2006 のち文庫
- 『世界は単純なものに違いない』平凡社、2006(ISBN 4-582-83341-1)
- 『ティッシュペーパー・ボーイ』新潮社、2007「渋谷の神様」文庫
- 『恋するフェルメール 36作品への旅』白水社 2007
- 『風の牧場』講談社 2008 のち文庫
- 『ぼくたちはきっとすごい大人になる』光文社 2009 のち文庫
- 『カムフラージュ』角川書店、2010 のち小学館文庫
- 『三度目のフェルメール 舞台に映画に絵画に想う』小学館、2010 「はじまりは「マイ・フェア・レディ」」文庫
- 『美しき一日の終わり』講談社、2012 のち文庫
- 『南下せよと彼女は言う 旅先の七つの物語』小学館 2012 のち文庫
- 『ソボちゃん いちばん好きな人のこと』平凡社、2014
- 『ルコネサンス』集英社、2022
翻訳
編集脚注
編集出典
編集- ^ 美しき一日の終わり/有吉玉青/〔著〕 本・コミック : オンライン書店e-hon
- ^ a b “有吉玉青さん|すぎなみ学倶楽部”. www.suginamigaku.org. 2020年11月19日閲覧。