書上奈朋子

日本の作曲家

書上 奈朋子(かきあげ なほこ)は、日本音楽家

書上 奈朋子
出身地 群馬県
学歴 東京芸術大学音楽学部作曲科卒業
ジャンル ポストクラシカル
エレクトロニカ
クラシック
クラシッククロスオーバー
トリップ・ホップ
職業 シンガーソングライター
担当楽器
活動期間 1992年 -
レーベル ポニーキャニオン
事務所 kakiAge
公式サイト https://www.nahoko-kakiage.com/
旧メンバー ジ・エキセントリック・オペラ

来歴

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日本音楽コンクール作曲部門 3位入賞[1]後、東京芸術大学音楽学部作曲科入学・卒業。

大学在学中に相良奈美と音楽ユニット「OPERA」結成。1992年よりニースパリ、ベルリン、ストックホルムヨーロッパ各地のフェスティバルを中心にコンサート活動を開始[2]ロカルノ映画祭では山口勝弘とコラボレーションを行いメディア・パフォーマンス部門グランプリ受賞。

ジ・エキセントリック・オペラ

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1996年より「ジ・エキセントリック・オペラ」として日本で活動を開始。エピックレコードジャパンから4枚のアルバムをリリース。

当初はリキッドルーム、yellow[3]GOLDなどでライブを行っていた。衣装は活動に賛同した山崎ユミが創業したショップ「四谷AZZLO」がすべて提供。

2ndアルバム『HYMN』からアートディレクター信藤三雄が就任。方向転換。シルビィバルタンあなたのとりこ」やチャイコフスキー弦楽セレナーデ」の多重録音によるアンビエントなアレンジが話題となりメディアに多く進出。

4thアルバム『PARADISO』発売後突如解散。[要出典]ソロ活動に転向。解散後、フジテレビ「ザ・ノンフィクション」テーマ「サンサーラ[4]を含むベスト・アルバムを2004年にリリース。これは歌手が相良奈美ではなく「リカコ」である[5]。以降中孝介をはじめ歌手が歌い続ける[6]

ソロ転向後

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ソロ転向後は自ら歌い、ポニーキャニオンより『BAROQUE』[7]『Psalm』をリリース。ソロアルバムではオリジナル曲が大半を占めるが、誰でも知っているクラシック曲や民謡を題材にしたアレンジの独自性が目立つ。オリジナル曲では初の日本語曲「愛されない恋人」が有名である。[要出典]その後リリースしたアルバム『Requiem』では大半が日本語になった[8]

同じくポニーキャニオンから2001年にデビューしたアンサンブル・プラネタのプロデュースをオーディションより一貫して続けており、そのレパートリーは膨大である。

クラシカルクロスオーバーの先駆者[要出典]、ポストクラシカル[要出典]等と言われるものの、ジャンルに分類できない唯一無二の音楽世界を作り続ける。

  • 1992年
    • クリストフ・シャルルと共に「谷中ふるふる」でライブ
    • 9月24日 新宿X-point 若桑江織、京田知己 映像によるライブ
    • MAMAC(ニース)ライブ
    • BERLIN URBANE ABORIGINALEフェスティバル ライブ
    • 第1回世界環境芸術会議「メディアオペラ」 淡路島
  • 1993年
    • Image Synapse「Japan Culture Festiva 」 Parisユネスコホール
    • 第14回ロカルノ国際ビデオアートフェスティバル スイス ロカルノ
    • ザ・ビーム・フェスティバルビームホール 東京 Lighting image 山口勝弘 森脇裕之 森真弓
    • 「巨大都市の原生」すみだリバーサイドホールイベントホール
  • 1994年
    • SOMMER THEATER FESTIVAL HAMBURG
    • CAFE GLOCKSEE  ハノーファー ライブ

ジ・エキセントリック・オペラ

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ジ・エキセントリック・オペラを参照。

書上奈朋子ソロ

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アルバム

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  1. BAROQUE/バロック(2002年11月7日)ポニーキャニオン[9]
  2. Psalm 詩編(2004年11月17日)ポニーキャニオン[10]
  3. Requiem(2018年11月14日)kakiAge[11]
  4. Quiet Diary(2018年)kakiAge[要出典]
  5. EMPTINESS(2021年)kakiAge[12]

参加作品

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アニメ・ゲーム vocal参加

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映画・メディア

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アンサンブル・プラネタ

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アンサンブル・プラネタ#リーダー作品を参照

脚注

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出典

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  1. ^ 日本音楽コンクール 入賞者一覧
  2. ^ http://www.catnet.ne.jp/surge/icaee/docum/mega2.html
  3. ^ http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/magazine/space-lab-yellow
  4. ^ JASRAC”. https://www.jasrac.or.jp/. 2020年12月19日閲覧。
  5. ^ リカコは他にもアルバム「voyage」の中のハバネラも歌唱している
  6. ^ 「ザ・ノンフィクション」の曲「サンサーラ」が持つ力強さ ~カバーされる名曲たちとその魅力~ |”. moraトピックス (2019年6月12日). 2019年6月26日閲覧。
  7. ^ 「過剰って人間にしかできないことでしょう。何かをしたくて、ついやりすぎて、いろんな要素がゴマゴタと渾然一体となる。 でもそこから思わぬ「美」が抽出される瞬間がある。バロックってまさにそんな芸術だと思う」2002年12月10日朝日新聞夕刊より本人の言葉から
  8. ^ このニューアルバムで、先ず驚かされるのが、日本語の詞による曲が大半を占めている事だ、彼女が日本人アーティストである事は言うまでもないことで、奇妙な表現になってしまうが、日本語詞に戸惑ったり驚く人は少なくないと想像する。僕は、日本人アーティストというより世界人アーティストと思っているとかつて音楽紙のレビューで公言した身だから、当然、最初戸惑った。以前から彼女の音楽に持つイメージは、フランス全域から北イタリアにかけての風景、あるいは、スペインやメキシコ、ブラジルなど、僕が勝手に、ラテン特区、と呼んでいる地域の風景だったから、今回の日本語が綴り描く音は、確かに驚きだった。更に、かっ曲が描く時間と時代の雰囲気が、過ぎ去った時代、消えてしまったものを思い起こさせたりする力を持っていて、僕自身は、ラジオにかじりつき、映画館に入り浸っていた1950年代末から’60年代初めの時代の様々な自走すら想ってしまった。「何を残して」や「KO-YA」を聴いていると、映画館でしか映画を見る術(すべ)が無い時代のモノクロの映画、そのモノクロが、わざわざテクニカラー、一部で“総天然色”とクレジットされていた映画。重要な部分だけ天然色が配されたパートカラーの映画まで思い出してしまった。彼女の歌声も、そのコントロールも、一部で、昭和歌謡の歌姫を想像させるタッチまである。イタリアのナチュラリズムを代表するルドヴィゴ-エイナウディが、デペッシュ・モードとエニグマから選んだメンバーを伴ってバックを務め、隠れたる名歌手の内田あかりが妖艶な声で唄うような、あり得な買った昭和のステージ---それをあり得るものにしてしまう書上奈朋子の才能は、やはり恐るべきものだった。そして。やはりアンコンシャス・ビューティを創り出せる稀有なアーティスト。他にこんな才能を持つアーティストといえばーーー僕はいずれも故人であるプリンスとデビット・ボウイしか思い浮かべることができない。(出典:「Requiem」kaki-1014大伴良則ライナーノーツより抜粋)
  9. ^ 書上奈朋子/バロック”. tower.jp. 2022年11月26日閲覧。
  10. ^ 書上奈朋子/Psalm 詩編”. tower.jp. 2022年11月26日閲覧。
  11. ^ 書上奈朋子/Requiem”. tower.jp. 2022年11月26日閲覧。
  12. ^ EMPTINESS, by Nahoko Kakiage”. Nahoko Kakiage 書上奈朋子. 2022年11月26日閲覧。
  13. ^ 宮本文昭/ベスト・クラシック100-88:アリア:宮本文昭”. tower.jp. 2022年11月26日閲覧。
  14. ^ シエスタ[CD - 木住野佳子 - UNIVERSAL MUSIC JAPAN]”. 木住野佳子. 2022年11月26日閲覧。
  15. ^ CLE”. クレモンティーヌ | ソニーミュージックオフィシャルサイト. 2022年11月26日閲覧。
  16. ^ ゆいこ「結晶」 | Warner Music Japan”. ワーナーミュージック・ジャパン | Warner Music Japan. 2022年11月26日閲覧。
  17. ^ 藤岡宣男/マジック・オブ・ラブ”. tower.jp. 2022年11月26日閲覧。
  18. ^ 書上奈朋子/イル ベント エ レ ローゼ 愛するということ -オリジナル・サウンドトラック-”. tower.jp. 2022年11月26日閲覧。
  19. ^ 劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女 オリジナルサウンドトラック”. tower.jp. 2022年11月26日閲覧。
  20. ^ 岩崎琢/映画 文豪ストレイドッグス DEAD APPLE[デッドアップル オリジナルサウンドトラック]”. tower.jp. 2022年11月26日閲覧。
  21. ^ 岩崎琢/TVアニメ『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』 オリジナルサウンドトラック”. tower.jp. 2022年11月26日閲覧。
  22. ^ 岩崎琢/TVアニメ 文豪ストレイドッグス オリジナルサウンドトラック03”. tower.jp. 2022年11月26日閲覧。
  23. ^ フライ!”. tower.jp. 2022年11月26日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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