晩酌

夕方から晩にかけて飲酒する習慣

晩酌(ばんしゃく)とは、夕食時など、夕方から晩の時間帯に飲むのこと、または、そういった時間帯に飲酒する習慣のことである。ただし、この時飲まれる酒の種類は、特に決まっておらず、時の気分や個人の好みによってまちまちである。また、酒の飲み方(どのくらいの量を飲むのか、どのような温度で飲むのか、など)も、気分や好みによって違う。なお、晩酌は、行われる時間帯の関係上、これが寝酒となることもある。

晩酌という言葉は、中国の時代の詩人・白居易が作ったの詩の中にもみられ、「晩酌酔即休」とある。

晩酌と健康

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「晩酌行動の大半は、明らかに精神依存と見なせる[1]。」とされる。つまり、晩酌が習慣化した者は、晩酌をしないと落ち着かないなどといった状態になることがある。したがって、アルコール依存症の一因にもなるので注意が必要である。さらに、連日の飲酒は、身体にも悪影響を与えるとされるので、避けることが望ましい。また、エタノールには、摂取後短い時間は眠気を引き起こすものの、数時間すると逆に覚醒させる方向に働くという効果がある [2] 。 このため、夕食時など、睡眠を取る数時間前に飲酒をすると、いざ入眠する時に、目がさえてしまう原因となるので、注意が必要である。

睡眠時呼吸障害(睡眠時無呼吸症)がある場合は、エタノールには呼吸抑制作用があるため、晩酌を行うべきではないとされている [3] 。 また、エタノールを摂取すると、いびきも酷くしてしまう [4]

出典

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  1. ^ 後閑 容子、蝦名 美智子 編集 『基礎看護学 健康科学概論 (第2版)』 p.181 廣川書店 2001年3月30日発行 ISBN 4-567-57071-5
  2. ^ Sonia Ancoli-Israel 著 大畑 雅洋 監訳 藤本 尚 共訳 『All I Want is a Good Night's Sleep - ぐっすり眠りたいあなたへ』 p.44 はる書房 1999年7月23日発行 ISBN 4-938133-90-3
  3. ^ Sonia Ancoli-Israel 著 大畑 雅洋 監訳 川邊 和美 共訳 『All I Want is a Good Night's Sleep - ぐっすり眠りたいあなたへ』 p.74、p.76 はる書房 1999年7月23日発行 ISBN 4-938133-90-3
  4. ^ Sonia Ancoli-Israel 著 大畑 雅洋 監訳 川邊 和美 共訳 『All I Want is a Good Night's Sleep - ぐっすり眠りたいあなたへ』 p.74 はる書房 1999年7月23日発行 ISBN 4-938133-90-3

関連項目

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