時習館(じしゅうかん)は、三河吉田藩(現在の愛知県豊橋市)の藩校。
同名の藩校は、藩校時習館(熊本藩)(宝暦5年(1755年)設立)をはじめ、大田原藩・笠間藩・桜井藩にある。また、この藩校の名を冠した県立の高等学校(愛知県立時習館高等学校)も存在する。
名は、孔子の『論語』の中の「学びて時にこれを習う(学而時習之)」からである。
三河吉田藩の上級家臣である北原忠兵衛忠光が藩校名を揮毫し、扁額とした。
三浦竹渓(荻生徂徠の弟子)、西岡天津、中山美石、太田錦城、太田晴軒(錦城の三男)、山本謙斎、彦坂範善 など。
松平信明が藩主の時、太田錦城を教授として招いたが、実際に錦城が吉田に赴任したのは信順の代になってからであった。