時代-Time goes around-
中島みゆきのアルバム
『時代-Time goes around-』(じだい タイム・ゴーズ・アラウンド)は、1993年10月21日にリリースされた中島みゆきの21作目のオリジナルアルバムである。4作目のセルフカバーアルバムでもある。
『時代-Time goes around-』 | ||||
---|---|---|---|---|
中島みゆき の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
BURNISH STONE, Z'd, ARC GARRET & EPICURUS (Tokyo) NRG RECORDING SERVICES, CAPITOL STUDIOS & A & M RECORDING STUDIOS (Los Angeles) | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル |
AARD-VARK ポニーキャニオン | |||
プロデュース | 瀬尾一三、中島みゆき | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
中島みゆき アルバム 年表 | ||||
| ||||
『時代 -Time goes around-』収録のシングル | ||||
|
背景
編集オリジナルアルバムとしては通算21作目にあたる、セルフカバー集第4弾である。ただし、提供曲以外の自己の楽曲のリメイクも収録されている点で、それまでのセルフカバー集とは異なっている。
制作
編集収録曲の多くはそれまでと同様、瀬尾一三がプロデュースと編曲を手がけている。しかし瀬尾は同時期に、長渕剛のアルバム『Captain of the Ship』の制作作業もかけ持っていたため、スケジュールの都合から一部の楽曲でキーボーディストの倉田信雄が代わりに編曲に携わっている。
前作のタイトル曲である『EAST ASIA』でストリングスアレンジを担当したデヴィッド・キャンベルが、本作でも引き続き数曲で参加している。
リリース
編集1993年10月21日に、ポニーキャニオンからCD・APO[注 1]・CTの3形態でリリースされた。
現行盤のCDは2001年にヤマハミュージックコミュニケーションズから発売された。
ディスクジャケット
編集収録曲
編集CD/APO
編集# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 「時代」 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 ストリングアレンジ:David Campbell | |
2. | 「風の姿」 | 中島みゆき | 中島みゆき | 倉田信雄 | |
3. | 「ローリング」 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | |
4. | 「あどけない話」 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | |
5. | 「夢見る | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | |
6. | 「あたし時々おもうの」 | 中島みゆき | 中島みゆき | 倉田信雄 | |
7. | 「 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | |
8. | 「雨月の使者」 | 唐十郎 | 中島みゆき | 倉田信雄 | |
9. | 「慟哭」 | 中島みゆき | 後藤次利 | 瀬尾一三 | |
10. | 「孤独の肖像1st.」 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 ストリングアレンジ:David Campbell | |
11. | 「かもめの歌」 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | |
合計時間: |
カセットテープ
編集全作詞・作曲: 中島みゆき。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「時代」 | 瀬尾一三 ストリングアレンジ:David Campbell | |
2. | 「風の姿」 | 倉田信雄 | |
3. | 「ローリング」 | 瀬尾一三 | |
4. | 「あどけない話」 | 瀬尾一三 | |
5. | 「夢見る | 瀬尾一三 | |
6. | 「あたし時々おもうの」 | 倉田信雄 | |
合計時間: |
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 「 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | |
2. | 「雨月の使者」 | 唐十郎 | 中島みゆき | 倉田信雄 | |
3. | 「慟哭」 | 中島みゆき | 後藤次利 | 瀬尾一三 | |
4. | 「孤独の肖像1st.」 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 ストリングアレンジ:David Campbell | |
5. | 「かもめの歌」 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | |
合計時間: |
楽曲解説
編集- 時代
- オリジナルは1975年に中島2枚目のシングルとして発売され、その年の『第10回ポピュラーソングコンテストつま恋本選会』[1]と、『第6回世界歌謡祭』[2]にてグランプリを受賞した作品である。この曲の冒頭は『世界歌謡祭』に出演した時の音源を使用しており、司会は坂本九とジュディ・オングが務めた[2]。「Time goes around」は「時代」を英訳したタイトルでジュディ・オングがつけたもの。
- 1975年の2ndシングル版、1976年1stアルバム「私の声が聞こえますか」版に続く3回目のバージョンであり、セルフカバーとしては2回目。
- 1993年の暮れより、中島出演の『お年玉付年賀はがき』のCMで、このバージョンの「時代」が使用されている。
- 風の姿
- ローリング
- 1988年発表のアルバム『中島みゆき』に収録されていた作品のリメイク楽曲。
- あどけない話
- 夢見る
勇気 - あたし時々おもうの
流浪 の詩 - 1976年発表のアルバム『みんな去ってしまった』に収録されていた作品のリメイク楽曲。
- 雨月の使者
- 慟哭
- 孤独の肖像1st.
- かもめの歌
演奏者
編集- Vocals:中島みゆき
時代
風の姿
ローリング
あどけない話 夢見る
あたし時々おもうの
|
雨月の使者
慟哭
孤独の肖像1st.
かもめの歌
|
脚注
編集注釈
編集- ^ APOは、アモルファス・ポリオレフィン (Amorphas Poly Olephein) を基盤材料に使用していたCD。中島以外では、小比類巻かほるやCHAGE&ASKAなどがAPO盤がリリースされている。
- ^ 「安寿子の靴」と「匂いガラス」は、2002年にアルバム『おとぎばなし-Fairy Ring-』の中でメドレー形式でリメイクされた。
出典
編集- ^ “第10回 ポピュラーソングコンテスト”. ヤマハ音楽振興会. 2021年12月16日閲覧。
- ^ a b “第6回 世界歌謡祭”. ヤマハ音楽振興会. 2021年12月16日閲覧。
- ^ “綺麗になりたい”. テレビドラマデータベース. 2021年12月16日閲覧。
- ^ “雨月の使者”. テレビドラマデータベース. 2021年12月16日閲覧。
- ^ “あの日に帰りたい”. テレビドラマデータベース. 2021年12月16日閲覧。
- ^ 作品データベース検索サービス J-WID検索結果
外部リンク
編集- 中島みゆき オフィシャルサイトによる紹介ページ