昭和38年台風第9号
昭和38年台風第9号(しょうわ38ねんたいふうだい9ごう、国際名:Bess / ベス)は、1963年8月に九州に上陸した台風である。
台風第9号(Bess・ベス) | |
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カテゴリー4の タイフーン (SSHWS) | |
台風9号 | |
発生期間 | 1963年7月30日0時 - 8月10日12時(UTC) |
寿命 | 276時間 |
最低気圧 | 930 hPa |
最大風速 (米海軍解析) | 130 kt(1分間平均) |
被害総額 | |
上陸地点 | 宮崎県と大分県との県境 |
死傷者数 | 死者23人・行方不明者6人・負傷者46人 |
被害地域 | 九州~近畿地方 |
プロジェクト : 気象と気候/災害 |
概要
編集1963年7月30日、マリアナ諸島西方で台風9号が発生。台風は8月3日頃までは停滞気味で、あまり発達しなかったが、4日になると急速に勢力を強めるとともに北上を開始。日本付近は同年7月13日に梅雨明けして以来、太平洋高気圧に覆われていたため、厳しい暑さが連日続いており、一部で水不足の声も出るほど雨も少なかった[1]。8月の台風は、通常であれば東シナ海から大陸東岸を北に進むことが多いが、当時は高気圧が弱い時期であったため、この台風は徐々に北上を続けた[1]。そして8月9日、台風は宮崎県と大分県との県境付近に上陸。11日には日本海で温帯低気圧に変わった。
被害と影響
編集この台風は九州地方を中心に大きな被害を出し、23人が死亡・6人が行方不明となったほか、46人が負傷[2]、損壊住家2,064棟・浸水住家は25,166棟に達した[2]。
脚注
編集- ^ a b “昭和38年8月8日~10日台風第9号について - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2020年5月10日閲覧。
- ^ a b “デジタル台風:台風196309号 (BESS) - 災害情報”. agora.ex.nii.ac.jp. 2020年5月10日閲覧。