昭和会賞
昭和会賞(しょうわかいしょう)は日動画廊が主催する昭和会展の最高賞。洋画界では安井賞(1997年終了)と並んで重要な賞とされてきた歴史がある。昭和会展は1966年に第一回、以降途絶えること無く年に一度開催されている。当初 「昭和生まれの若手作家を中心に、優秀な洋画家・日本画家・彫刻家に与えられるもの」とし、賞の名前の由来ともなったが、出品者は40歳以下に限られるため[1]現在は昭和生まれからは遠ざかりつつある。
昭和会展ではグランプリに当たる昭和会賞の他、東京海上日動賞、日動美術財団賞(第44回の2009年度に終了)、松村謙三賞(第43回の2008年度に松村賞、翌年から同賞となる)、優秀賞、彫刻賞などがある。
理念や方向性
編集- 時代の流れを踏まえつつ伝統を重んじた技法、表現を尊重している[2]。
- 昭和会賞は第10回のみ彫刻が選定され、ほかは絵画である。
- 昭和会賞の絵画作品はすべて具象絵画である。また優秀賞等の絵画受賞作も具象絵画で占められている。
昭和会賞受賞作家
編集- 第1回 奥谷博(絵画)
- 第2回 福本章(絵画)
- 第3回 浮田克躬(絵画)
- 第4回 小松崎邦雄(絵画)
- 第5回 松樹路人(絵画)
- 第6回 麻生蓉子(絵画)
- 第7回 辻司(絵画)
- 第8回 深澤孝哉(絵画)
- 第9回 湯沢正臣(絵画)
- 第10回 清水良治(彫刻)
- 第11回 今井信吾(絵画)
- 第12回 佐藤泰生(絵画)
- 第13回 奥村光正(絵画)
- 第14回 西大記(絵画)
- 第15回 武本はる根(絵画)
- 第16回 岩戸敏彦(絵画)
- 第17回 大矢英雄(絵画)
- 第18回 堀研(絵画)
- 第19回 松井ヨシアキ(絵画)
- 第20回 玉川信一(絵画)
- 第21回 石垣定哉(絵画)
- 第22回 櫻井孝美(絵画)
- 第23回 安達時彦(絵画)
- 第24回 中西良(絵画)
- 第25回 村田睦夫(絵画)
- 第26回 山田修市(絵画)
- 第27回 安元亮祐(絵画)
- 第28回 山村博男(絵画)
- 第29回 佐藤健吾エリオ(絵画)
- 第30回 宮崎次郎(絵画)
- 第31回 山口高(絵画)
- 第32回 百瀬智宏(絵画)
- 第33回 歳嶋洋一朗(絵画)
- 第34回 該当者なし
- 第35回 阿部直昭(絵画)
- 第36回 小野月世(絵画)
- 第37回 傍島幹司(絵画)
- 第38回 齋正機(絵画)
- 第39回 該当者なし
- 第40回 蛭田均(絵画)
- 第41回 小木曽誠(絵画)
- 第42回 岡本増吉(絵画)
- 第43回 立石真希子(絵画)
- 第44回 美浪惠利(絵画)
- 第45回 仁戸田典子(絵画)
- 第46回 江口美幸(絵画)
- 第47回 奥谷太一(絵画)
- 第48回 中原未央(絵画)
- 第49回 該当者なし
- 第50回 土井久幸(絵画)
- 第51回 吉武弘樹(絵画)
- 第52回 該当者なし
- 第53回 佐藤みちる(絵画)
- 第54回 松本亮平 (絵画)
- 第55回 稲田友加里 (絵画)
- 第56回 内藤亜澄 (絵画)
- 第57回 該当者なし
- 第58回 中村 文俊 (絵画)
- 第59回 林銘君 (絵画)