明王院 (吉野川市)

徳島県吉野川市にある高野山真言宗の寺院

明王院(みょうおういん)は徳島県吉野川市山川町にある高野山真言宗寺院。本尊は不動明王で通称「川田不動」。四国三十六不動霊場第9番の札所になっている。

  • 御詠歌:ありがたや 高越(こうつ)の里の不動尊 詣(まい)れる人を たすけたまえや
明王院
所在地 徳島県吉野川市山川町字井上214
位置 北緯34度2分26.8秒 東経134度13分21.3秒 / 北緯34.040778度 東経134.222583度 / 34.040778; 134.222583座標: 北緯34度2分26.8秒 東経134度13分21.3秒 / 北緯34.040778度 東経134.222583度 / 34.040778; 134.222583
山号 月光山
宗派 高野山真言宗
本尊 不動明王
開基 空海
正式名 月光山明王院寶積寺
札所等 四国三十六不動霊場第9番
法人番号 2480005002900 ウィキデータを編集
明王院 (吉野川市)の位置(徳島県内)
明王院 (吉野川市)
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多宝塔

歴史

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空海が四国巡錫の折、高越山に立ち寄り開基したと伝えられる。1574年天正2年)要全大徳師を中興の祖とし伽藍を整備し、大聖不動明王法を修して不動明王と毘沙門天を勧請した[1]

1853年安政5年)には第18世快龍上人が本堂を建立する。その本堂が老朽化により1996年平成8年)に再建する[2]。また明王院の近くには井田神社が鎮座している[1]

伽藍

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  • 石柱門
  • 本堂
  • 大師堂
  • 多宝塔:弘法大師作と伝えられる六地蔵尊が本尊で、蜂須賀公が戦勝祈願に参拝した時に目が動いたので別名「目ひき地蔵」と云われる。
  • 閻魔堂
  • 鐘楼
  • 駐車場:大型バスは徳島県道249号井上川田線入口(徒歩250 m)、マイクロバス以下は境内門前、無料。
 
西国三十三霊所
 
傘守観音
  • 高越山登山口:いくつかある登山口の一つが境内左側にあり、約4時間で高越寺に至る。なお、約0.1 km登ったところに西国三十三所の写しが円形になったものがあり「傘守観音」(昭和6年建立)で線画で描かれている。

交通

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鉄道
四国旅客鉄道(JR四国) 徳島線 - 阿波山川駅より2.5 km

前後の札所

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四国三十六不動霊場
8番 長禅寺 --(21 km車40分)-- 9番 明王院 --(24 km車60分)-- 10番 東禅寺

脚注

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  1. ^ a b 角川日本地名大辞典 36 徳島県』(1986年 ISBN 4040013603
  2. ^ 石川達司『お不動さま巡拝 四国三十六不動霊場』2015年12月、[要ページ番号]頁。 

外部リンク

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