旭町駅(あさひまちえき)は、北海道白糠郡(現・釧路市音別町字尺別に存在した、雄別炭礦尺別鉄道線のである。同線の廃止とともに廃駅となった。

旭町駅
あさひまち
Asahimachi
新尺別 (1.5 km)
(1.4 km) 尺別炭山
地図
北海道白糠郡音別町字尺別原野番外地
北緯42度54分13.14秒 東経143度49分4.95秒 / 北緯42.9036500度 東経143.8180417度 / 42.9036500; 143.8180417座標: 北緯42度54分13.14秒 東経143度49分4.95秒 / 北緯42.9036500度 東経143.8180417度 / 42.9036500; 143.8180417
所属事業者 雄別炭礦
所属路線 尺別鉄道線
キロ程 9.6 km(尺別起点)
開業年月日 1942年昭和17年)11月3日
廃止年月日 1970年(昭和45年)4月16日
備考 路線廃止により廃駅
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概要

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この地域には尺別炭礦開坑当初から飯場が建ち並んでいたが、軽便運炭軌道時代には駅が無かった。専用鉄道になって当駅が設けられたが、前後を25パーミルで挟まれた16パーミルの勾配上に作られ、ここからは左右に蛇行する尺別川上流を多くの橋梁で渡って炭山へ向かった。このような急勾配区間であったため、厳冬期になると尺別炭山へ向かって当駅を出た機関車が蒸気圧が上がらず途中で停止してしまい、当駅まで引き返して蒸気を上げ直す事もあり、その様なときには急ぐ人々は当駅で降りて歩いて炭山へ向かった。地方鉄道へ移行後の1964年昭和39年)からは、新尺別 - 尺別炭山間の通勤列車がバス4台による代行輸送で置き換えられ、日中の旅客扱列車の運行はなくなった[1]。このため以後は当駅に止まるのは朝の1便のみ[2]となっていた。

歴史

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駅構造

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東側(尺別炭山に向かって右側)に板張りの単式ホーム1面1線を有した。

隣の駅

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雄別炭礦
尺別鉄道線
新尺別 - 旭町駅 - 尺別炭山

脚注

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  1. ^ 寺田裕一 「消えた轍 ローカル私鉄廃線跡探訪 第5回 雄別鉄道・雄別炭礦鉄道尺別鉄道」『Rail Magazine』2002年2月号(No.221)pp.83-96
  2. ^ 私鉄の廃線跡を歩くI 北海道・東北編 寺田裕一著 JTBパブリッシング、P72 社尺別駅掲示の昭和39年10月1日改正時刻表の写真参照。

参考文献

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  • 尺別鉄道 50年の軌跡 大谷正春著
  • 寺田裕一 「消えた轍 ローカル私鉄廃線跡探訪 第5回 雄別鉄道・雄別炭礦鉄道尺別鉄道」『Rail Magazine』2002年2月号(No.221)pp.83-96

関連項目

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