日田市営バス(ひたしえいバス)は、大分県日田市にて運行している自治体バスである。

概要

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元々中津江村上津江村がそれぞれ「中津江村営バス」「上津江村営バス」として運行していた路線を、両村を合併した日田市が引き継いだものである。デマンド運行を採用しており、「指定路線」のみを走る予約不要の定期便と、予約に応じて指定路線外(えだ道)も運行する予約便とがある。

  • 予約便は前日の18:30までに電話予約が必要。
  • 1月1日 - 3日は運休。
  • 運行形態は、道路運送法の規定に基づく自家用自動車(白ナンバー車)による有償運送(いわゆる80条バス)である。

沿革

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  • 1978年4月 - 上津江村営バス運行開始(日田バス上津江線廃止代替)。栃原発川原線7.4km、上野田線12.7km。6往復、27人乗りマイクロバス2台使用[1]
  • 1980年3月31日 - 日田バス栃原 - 市之瀬間廃止の代替として、中津江村営バス運行開始。1日6回、29人乗りマイクロバス1台使用[2]
  • 2005年3月22日 - 中津江村、上津江村の日田市への合併に伴い、日田市営バスとなる。
  • 2010年4月1日 - 日田バス松原ダム - 栃原間の廃止に伴い、代替として栃原線運行開始[3]

路線

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以下4路線がある。なお、以下はあくまで「指定路線」の経路で、この他に予約により運行する指定路線外(えだ線)区間が多数ある。

栃原線

中津江線

  • 中津江村交流促進センター(栃原) - 川辺 - 中津江振興局 - 鯛生 - 市ノ瀬 - 地蔵元

上野田線

  • 中津江村交流促進センター(栃原) - 広川 - 小平 - 畑中 - 南雉谷

川原線

  • 中津江村交流促進センター(栃原) - 広川 - 豆生野 - 都留 - 兵戸

ダイヤ

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  • 中津江線、上野田線、川原線は、朝の栃原行1 - 2便のみが「定期便」。中津江線は、地蔵元 - 市ノ瀬間は定期便は走らない。
  • 栃原線は概ね朝の松原ダム行、及び午後の栃原行のみが「定期便」である。

運賃

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  • 「指定路線」内については、50円刻みの区間制。中学生は一般の4/5、小学生は3/5になる。6歳未満の幼児は無料。
  • 「指定路線外(えだ道)」区間については、各区間ごとに100円または200円の運賃が定められている。
    • 「指定路線」と「指定路線外(えだ道)」とを通しで利用した場合は、両方の運賃を合算する。
  • 回数券は、一般用が50円券の100枚綴りで4,000円。中学生用、小学生用もそれぞれ40円券、30円券の100枚綴りになっている。
  • 定期券は一般、高校生、中学生、小学生に分かれ、それぞれ3ヵ月用、6ヶ月用、12ヶ月用がある。値段は全線同じである。

脚注

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  1. ^ 『上津江村誌』及び『大分百科事典』(大分放送
  2. ^ 『中津江村誌』
  3. ^ 『広報ひた平成22年3月15日号』

関連項目

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外部リンク

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