ドイツ語から日本語への借用
(日本語におけるドイツ語由来の外来語から転送)
ドイツ語から日本語への借用(ドイツごからにほんごへのしゃくよう)とは、ドイツ語から日本語に入った借用語や翻訳借用のことである。医学や化学の分野に多い。参考のため、ドイツ語以外の言語にさかのぼる語や形態素は、究極語源を付記する。
医学
編集- アスピリン(Aspirin )
- アドレナリン(Adrenalin )
- アレルギー(Allergie )
- オブラート(Oblate 、ラテン語oblatus に由来)
- ガーゼ(Gaze )
- カフェイン(Kaffein、Koffeinの古い形 )
- カプセル(Kapsel 、ラテン語capsula に由来)
- カルテ(Karte 、ラテン語charta に由来)
- カードの意
- ギプス(Gips )
- ゲノム(Genom )
- ケロイド(Keloid )
- コラーゲン(Kollagen )
- コンドーム(Kondom )
- チアノーゼ(Zyanose )
- ツベルクリン(Tuberkulin )
- ノイローゼ(Neurose )
- ビールス(Virus 、ラテン語virus に由来)
- ヒステリー(Hysterie )
- ベット(Bett )
- ホルモン(Hormon )
- レセプト(Rezept 、ラテン語re とラテン語capere から派生したceptus に由来、receipt と同源)
- ワクチン(Vakzin )
実験器具
編集化学
編集上述以外で化学関連の単語を以下に示す。
政治・思想
編集国家
編集ナチス・ドイツ
編集- ナチ(Nazi )(複数形はナチス、元々は、国家社会主義ドイツ労働者党(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei)及び、その党員に対する蔑称)
- シュトルムアプタイルング(Sturmabteilung )
- シュッツシュタッフェル(Schutzstaffel )
- ヒトラーユーゲント(Hitlerjugend)
- フューラー(Führer)
- 指導者の意
- ハーケンクロイツ(Hakenkreuz)
- レーベンスラウム(Lebensraum)
- 生息地の意
- アインザッツグルッペン(Einsatzgruppen )
- アンシュルス(Anschluss )
- 接続の意
- コンツェントラツィオンラーガー(Konzentrationslager )
- フォルクスゲマインシャフト(Volksgemeischaft)
- ゲシュタポ(Gestapo)
- クリスタルナハト(Kristallnacht)
社会学
編集経済
編集美術
編集音楽
編集スキー
編集登山
編集- アーベントロート(Abendrot 、夕焼け、特に高山の岩・雪壁が赤く染まる現象)
- アイゼン(Steigeisen 、氷上登攀のために靴に装着する金属の爪)
- アプザイレン(Abseilen 、懸垂下降:ロープを使い岩壁を下降する技術)
- アンザイレン(Anseilen 、安全確保のためにロープで互いの体を結びあう技術)
- カラビナ(Karabiner 、素早くロープをかけるため一辺をバネによって開閉できるようにした環状の金具)
- カール(Kar 、圏谷:氷河によって浸食された特徴的な地形の一つ)
- コッヘル(Kocher 、登山用軽量小型簡易鍋)
- ザイル(Seil 、ロープ)
- シュラフ(Schlafsack 、寝袋)
- シュルント(Schrunde 、氷河や雪渓上の深い亀裂)
- ストック(Stock 、杖)
- ツェルト(Zeltsack 、主に緊急避難時に使用される簡易テント)
- ハーケン(Haken 、岩や氷壁に打ち込んで足がかりを作るための大釘)
- ピッケル(Eispickel 、氷壁・雪面を削る、もしくはそこに打ち込んで支点を作るためのつるはしの形の道具)
- ヒュッテ(Hütte 、山小屋)
- モルゲンロート(Morgenrot 、朝焼け、特に高山の岩・雪壁が赤く染まる現象)
- ヤッケ(Jacke 、登山用ジャケット)
- リュックサック(Rucksack 、背嚢)