日本動物学会
公益社団法人日本動物学会(にほんどうぶつがっかい、英: The Zoological Society of Japan)は、動物科学研究の発展と普及を目的とする日本の学会[1]。
前身 | 東京生物学会、東京動物学会 |
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設立 | 1878年 |
種類 | 公益社団法人 |
法人番号 | 9010005004359 |
会員数 | 2,300人 |
会長 | 稲葉一男 |
ウェブサイト |
www |
概要
編集日本動物学会の創立は基礎科学系の諸学会の中でもきわめて早く、東京大学の初代動物学教授であったエドワード・S・モースが、同植物学教授矢田部良吉とともに1878年(明治11年)に創立した東京生物学会にさかのぼることができる。その後、1885年(明治18年)には東京動物学会へと名称を変更し、さらに、1923年(大正12年)に日本動物学会と再度改称し、1993年(平成5年)の社団法人化をへて今日に至る。
戦後、会員数は1,000名を越え、さらに新制大学の発足は若い世代を動物学に志向させ、研究者の質的・量的拡大へと連なり、1954年(昭和29年)の学会創立75周年記念祝典を機に会員数は急速に増加に転じた。現在は会員数2,300人を超える規模となっている。
学術集会を年1回開催、全国7支部(北海道支部、東北支部、関東支部、中部支部、近畿支部、中国四国支部、九州支部)における支部会、また一般向け講演会開催を活発に行っている。
生物科学学会連合の加盟団体である[2]。
年次大会
編集出版物
編集学会誌として英文学術誌「Zoological Science」,「Zoological Letters]の二誌を発行している。
脚注
編集- ^ “公益社団法人 日本動物学会”. 公益社団法人 日本動物学会. 2021年11月28日閲覧。
- ^ “生物科学学会連合 ホームページ – 生物科学学会連合 ホームページ”. 2021年11月28日閲覧。
- ^ “第92回日本動物学会オンライン 米子大会|公益社団法人日本動物学会の年次大会のサイトです。”. 第92回日本動物学会オンライン 米子大会. 2021年11月28日閲覧。
- ^ “日本動物学会 第91回大会 2020|公益社団法人日本動物学会の年次大会のサイトです。”. 日本動物学会 第91回大会 2020. 2021年11月28日閲覧。
参考文献
編集- 団勝磨「会長挨拶」『動物学雑誌』第78巻、第10号、370頁、1969年 。
- 団勝磨「会長挨拶」『動物学雑誌』第80巻、第11号、386頁、1971年 。
- 団勝磨「日本動物学会創立100周年記念事業について」『動物学雑誌』第88巻、第4号、333-335頁、1979年 。
- 原寛「日本植物学会長メッセージ」『動物学雑誌』第88巻、第4号、338頁、1979年 。
- 編集部「動物學雜誌ノ發兌」『動物学雑誌』第1巻、第1号、1-3頁、1888年 。
- 編集部「會員諸君に告く」『動物学雑誌』第1巻、第12号、433頁、1889年 。
- 編集部「千島通信」『動物学雑誌』第1巻、第13号、480-481頁、1889年 。
- 編集部「愛知教育博物舘」『動物学雑誌』第2巻、第15号、35-36頁、1890年 。
- 編集部「ブラキストン線」『動物学雑誌』第3巻、第28号、86-88頁、1891年 。
- 編集部「地方諸君ニ望ム」『動物学雑誌』第3巻、第32号、264頁、1891年 。
- 編集部「狩猟規則」『動物学雑誌』第4巻、第48号、416-422頁、1892年 。
- 編集部「シーボルト氏一百年誕生節紀念會」『動物学雑誌』第8巻、第89号、99-100頁、1896年 。
- 編集部「博物學教室へ行幸」『動物学雑誌』第9巻、第99号、17-18頁、1897年 。
- 編集部「津輕海峽」『動物学雑誌』第11巻、第125号、114-116頁、1899年 。
- 編集部「日本哺乳動物学会」『動物学雑誌』第35巻、第415号、235-236頁、1923年 。
- 常陸宮正仁「お言葉」『動物学雑誌』第88巻、第4号、337頁、1979年 。
- 内田亨「日本動物学会の歴史をかえりみて」『動物学雑誌』第88巻、第4号、341-344頁、1979年 。
関連項目
編集外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- Zoological Science
- Zoological Letters
- ZooDiversity Web (Zoological Scienceに掲載された全ての論文を検索し,ダウンロードすることが出来るシステム)