既知の海
既知の海(きちのうみ)は、月の嵐の大洋に位置する月の海の一つであり、月の表側にある。既知の海は前期インブリウム代に作られた盆地であり、後期インブリウム代の地層が表面を覆っている。表面の地層は黒っぽい洪水玄武岩でできている。既知の海は、嵐の大洋の中で二番目に広い環状盆地であり、北西にはリフェウス山脈がある。
既知の海 | |
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既知の海の位置 | |
ラテン名 | Mare Cognitum |
英語名 | Sea That Has Become Known |
直径 | 376 km |
面積 | 73,000 km2 |
月面座標 | 南緯10度00分 西経23度06分 / 南緯10.0度 西経23.1度座標: 南緯10度00分 西経23度06分 / 南緯10.0度 西経23.1度 |
月面緯度 | 南緯10.0° |
月面経度 | 西経23.1° |
1964年にアメリカの無人月探査機レインジャー7号が衝突したのは既知の海の領域(南緯10.4度、西経20.6度)であった。また、アポロ14号の着陸地点であるフラ・マウロ高地は、既知の海の近くに位置する。