新見吉治
経歴
編集愛知県名古屋市生まれ。旧制第一高等学校から東京帝国大学(現 東京大学)文科大学史学科卒業。1903年に広島高等師範学校に赴任し、日本最初の「歴史教授法」を開講した。1908年にライプツィヒ大学に留学しカール・ランプレヒトに師事、1912年帰国。1916年“Die Geschichte der Buke- Herrschaft in Japan”(邦訳『日本における武家政治史』)により文学博士を取得。
1929年広島文理科大学教授、史学科初代主任教授、国史学・西洋史学を専攻。1938年定年退官し名誉教授[2]。戦後、公職追放となり[3]、1951年に追放解除となった[4]。
著書
編集- 西洋史 統一中等歴史教科書 六盟館 1917以前
- 猶太人問題 中央融和事業会 1927年
- 歴史教育論 同文書院 1934
- ナチス祖國愛の教育 三友社 1935
- 新制西洋史教授資料 六盟館 1935
- 女學校用西洋歴史(改訂版)教授資料 六盟館 1936
- 武家政治の研究 中文館書店 1936(史學研究叢書 第1)
- 家族主義の教育 育芳社 1937
- すめらみくに 同文書院 1938
- 日本に於ける武家政治の歴史 舟越康寿訳 創元社 1941
- 家と戸籍 日本法理叢書 日本法理研究會 1942
- 結婚の目標は何か 世界比較婚姻史 日高書房 1948.9
- 社会科のための歴史教育 天満社 1950
- 下級士族の研究 日本学術振興会 1953 (巌南堂書店 1979)
- 壬申戸籍成立に関する研究 日本学術振興会 1959 (巌南堂書店 1979)
- 旗本 吉川弘文館 1967(日本歴史叢書)
- 分け登る歴史学の山路 新見吉治先生頌寿記念刊行会 1969
- 新国史眼 錦正社 1972(国学研究叢書)
- 家族主義の教育 クレス出版 1999(「家族・婚姻」研究文献選集) 復刊
翻訳
編集- 社会学と政治 グムプロウヰッツ 柴山鷲雄共訳 社会学研究会 1902