新習志野駅
新習志野駅(しんならしのえき)は、千葉県習志野市茜浜二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)京葉線の駅である。西船橋駅から武蔵野線に乗り入れる列車も停車する。駅番号はJE 12。
新習志野駅 | |
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南口駅前広場(2024年8月) | |
しんならしの Shin-Narashino | |
◄JE 11 南船橋 (2.3 km) (1.7 km) 幕張豊砂 JE 13► | |
所在地 | 千葉県習志野市茜浜二丁目1-1 |
駅番号 | JE12 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
■京葉線 (■武蔵野線直通含む) |
キロ程 |
28.3 km(東京起点) 府中本町から79.5 km |
電報略号 | シシ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 3面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
[JR 1]11,655人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1986年(昭和61年)3月3日[1] |
備考 | 直営駅(管理駅) |
歴史
編集開業前は「鷺沼」の仮称だった。現在の駅名は「鷺沼」や「鷺沼海岸」・「習志野浜」など幾つかの駅名案から習志野市の新しい中心地としての意味を込めて付けられた。現在は京葉線の「鷺沼高架橋」に名残りがある。なお、実際の鷺沼地区は当駅から1キロメートル以上離れており、鷺沼地区の最寄は習志野市ハッピーバスの利用、または京成津田沼駅である。
駅構造
編集島式ホーム1面2線を単式ホーム1面1線2本が挟む、計3面4線のホームを持つ高架駅で、駅舎は高架下にある。
外側の1・4番線が本線で、内側の2・3番線は副本線となっている他、海浜幕張駅までの途中にある車両基地(京葉車両センター)へも繋がっている。
指定席券売機・自動券売機・自動改札機・自動精算機設置駅。新浦安営業統括センター管内の管理駅として南船橋駅を管理している。
武蔵野線直通列車はラッシュ時のみ海浜幕張駅まで乗り入れ、日中はすべて手前の南船橋止まりとなっている。なお、大宮駅発着の「しもうさ号」は海浜幕張駅まで乗り入れる[注 1]。またしもうさ号には海浜幕張駅のみならず当駅始発のものもある。
2024年2月3日現在[4]のところ快速は停車しない。快速設定当初は夜間に上総一ノ宮駅または君津駅始発当駅止まりの快速が数本運転されており、その列車のみが当駅に停車していた(内房線・外房線内のみ快速運転を行い、京葉線内は各駅に停車)。
-
駅前ロータリー(2013年12月)
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改札口(2019年12月)
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | 京葉線 | 下り | 海浜幕張・蘇我方面 | |
2・3・4 | 上り | 舞浜・新木場・東京方面 | ||
武蔵野線 | - | 西船橋・新松戸方面 | 海浜幕張からの直通は4番線 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 1991年頃までは、当駅での分割・併合や、東京行の6両編成の運用も存在していた。
副本線について
編集- 2・3番線は出・入庫のため、当駅始発・当駅止まり(回送列車)と通過待ちに使用される。当駅止まりの電車の多くは到着後京葉車両センターに回送されるが、ホームで直接折り返す列車も設定されている。
- 当駅始発蘇我行は朝の数本を除き2番線から発車する。(※一部は下り本線の1番線から発車)
- 東京方面および武蔵野線系統(西船橋・新松戸・南浦和方面)は原則として3番線を使用するが、一部列車は2番線を使用する。
- 平日・土休日とも、一部の各駅停車が当駅で特急の通過待ちを行う。平日朝夕の一部は快速の通過待ちも行う(快速の通過待ちは平日夕方下り1本のみ)。かつて設定されていた通勤快速の通過待ちもあった。なお一部の各駅停車は、当駅で快速・特急の通過待ちがなくても2番線または3番線で発着する列車がある[5]。
- ホームの外側には線路を増設出来るスペースが、ホームの前後にはホームを延伸出来るスペースがある。
配線図
編集- ※ 新習志野駅構内の配線略図(注意:巨大画像表示巾500px)を表示するには、右の [表示] をクリックしてください。
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 東京・西船橋方面着発 | 蘇我方面着発 | 入出区着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 10両分 | 到着可 | 出発可 | 入出区可 | 下り主本線 |
2 | 2 | 10両分 | 到着・出発可 | 出発可 | 入出区可 | |
3 | 3 | 10両分 | 到着・出発可 | 到着可 | 入出区可 | |
4 | 4 | 10両分 | 出発可 | 到着可 | 不可 | 上り主本線 |
- 主本線を発着する場合は通過が可能。
- 京葉車両センターとの入出区線は、どちらも両方向に走行可能(単線並列)。
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1番線ホーム(2019年12月)
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2・3番線ホーム(2019年12月)
-
4番線ホーム(2021年6月)
-
駅名標(2022年1月)
利用状況
編集2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は11,655人である[JR 1]。
開業後の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1985年(昭和60年) | [備考 1]1,829 | [* 1] |
1986年(昭和61年) | 3,081 | [* 2] |
1987年(昭和62年) | 4,020 | [* 3] |
1988年(昭和63年) | 5,294 | [* 4] |
1989年(平成元年) | 5,468 | [* 5] |
1990年(平成 | 2年)7,414 | [* 6] |
1991年(平成 | 3年)8,296 | [* 7] |
1992年(平成 | 4年)8,876 | [* 8] |
1993年(平成 | 5年)9,204 | [* 9] |
1994年(平成 | 6年)9,262 | [* 10] |
1995年(平成 | 7年)9,660 | [* 11] |
1996年(平成 | 8年)9,580 | [* 12] |
1997年(平成 | 9年)9,536 | [* 13] |
1998年(平成10年) | 9,444 | [* 14] |
1999年(平成11年) | 9,284 | [* 15] |
2000年(平成12年) | [JR 2]9,912 | [* 16] |
2001年(平成13年) | [JR 3]10,463 | [* 17] |
2002年(平成14年) | [JR 4]10,493 | [* 18] |
2003年(平成15年) | [JR 5]10,835 | [* 19] |
2004年(平成16年) | [JR 6]10,877 | [* 20] |
2005年(平成17年) | [JR 7]11,380 | [* 21] |
2006年(平成18年) | [JR 8]12,074 | [* 22] |
2007年(平成19年) | [JR 9]12,712 | [* 23] |
2008年(平成20年) | [JR 10]12,684 | [* 24] |
2009年(平成21年) | [JR 11]12,791 | [* 25] |
2010年(平成22年) | [JR 12]12,678 | [* 26] |
2011年(平成23年) | [JR 13]12,532 | [* 27] |
2012年(平成24年) | [JR 14]12,890 | [* 28] |
2013年(平成25年) | [JR 15]13,259 | [* 29] |
2014年(平成26年) | [JR 16]13,185 | [* 30] |
2015年(平成27年) | [JR 17]13,525 | [* 31] |
2016年(平成28年) | [JR 18]13,525 | [* 32] |
2017年(平成29年) | [JR 19]13,658 | [* 33] |
2018年(平成30年) | [JR 20]13,561 | [* 34] |
2019年(令和元年) | [JR 21]13,295 | [* 35] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]9,106 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 23]10,559 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 24]11,330 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]11,655 |
- 備考
- ^ 1986年3月3日開業。開業日から同年3月31日までの計29日間を集計したデータ。
駅周辺
編集- 国道357号
- 湾岸習志野インターチェンジ(東関東自動車道)
- 秋津総合運動公園
- 千葉県国際総合水泳場
- 千葉工業大学 新習志野キャンパス
- 千葉県立津田沼高等学校
- 東洋エンジニアリング本社
- 日本ケーブル工場
- 島忠 ホームズ幕張店
- 東京インテリア 幕張店
- カインズ 幕張店
- ミスターマックス 新習志野店
- ベルクス 新習志野店
- 谷津干潟(徒歩約20分)
- サッポロビール 千葉工場
- ケーズデンキ 新習志野店
- ハイパーモールメルクス
- 千葉港葛南地区(船橋港)
-
千葉工業大学 新習志野キャンパス
-
千葉県立津田沼高等学校
-
習志野市秋津公園サッカー場
-
島忠 ホームズ幕張店
-
東京インテリア 幕張店
-
船橋港(SHIRASE)
バス路線
編集南口側にロータリーがあり、京成バスが乗り入れている。
その他
編集隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b “首都圏の2新動脈スタート”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年3月4日)
- ^ “千葉支社 「千葉運輸区」の要員を提案 6駅委託と窓口削減・要員削減も提案”. 国鉄千葉動力車労働組合 (2015年8月24日). 2019年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月30日閲覧。
- ^ 『STATION WORKは全国300カ所超のネットワークへ 〜エキナカからマチナカへの展開により、多様な働き方を実現します〜』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2021年11月8日。オリジナルの2021年11月8日時点におけるアーカイブ 。2021年11月8日閲覧。
- ^ 交通新聞社「JR時刻表」2024年2月号。
- ^ これは京葉線の当駅始発が絡む場合があるため。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
編集- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月28日閲覧。
利用状況に関する資料
編集- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 千葉県統計年鑑
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和61年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和62年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和63年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成2年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成3年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成4年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成5年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成6年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成7年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成8年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成9年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成10年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成11年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和2年)
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(新習志野駅):JR東日本