新潟県立三条高等学校
新潟県三条市にある県立高校
新潟県立三条高等学校(にいがたけんりつさんじょうこうとうがっこう)は、新潟県三条市月岡地域に所在する県立の高等学校。愛称は三高(さんこう)。
新潟県立三条高等学校 | |
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北緯37度36分57.8秒 東経138度57分49.6秒 / 北緯37.616056度 東経138.963778度座標: 北緯37度36分57.8秒 東経138度57分49.6秒 / 北緯37.616056度 東経138.963778度 | |
過去の名称 |
新潟縣立 新潟中學校・三条分校 新潟縣立 三条中學校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 新潟県 |
設立年月日 | 1901年(創立118年) |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科(6学級) |
学校コード | D115220400013 |
高校コード | 15144A |
所在地 | 〒955-0803 |
新潟県三条市月岡1-2-1 | |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
概要
編集教育目標に「自主自律精神の涵養(かんよう)」と「情操豊かな人間性と創造力の育成」を掲げる。生徒に求める努力点としては「基本的生活習慣の形成」「学習意欲の向上と健康の増進」「集団意識の醸成と連帯感の育成」「友達、家族、地域、そして学舎を大切にする生徒」を挙げている[1]。
校風は非常に自由である。制服については、標準服は有るものの事実上の私服校である。
沿革
編集- 1901年3月18日 - 新潟縣立新潟中學校・三条分校として、南蒲原郡本城村大字四日町(本成寺村→現:三条市)に設立。
- 1902年4月1日 - 新潟縣立新潟中學校・三条分校開校認可。
- 1902年5月1日 - 第1回入学式、始業式を挙行。この日を創立記念日と定める。
- 1903年7月20日 - 校舎竣工式、開校式挙行。
- 1904年4月1日 - 新潟縣立 三条中學校と改称する。
- 1905年10月15日 - 校歌制定(作詞:平野秀吉)。
- 1926年7月28日 - 五十嵐川が破堤(諏訪・曲淵切れの水害)、床上浸水が1週間続き、図書・器械はほぼ全滅など損害甚大。
- 1947年4月30日 - 学制改革により新潟県立三条中学校併設中学校(新制)を設置。
- 1947年10月10日 - 昭和天皇北越巡幸(昭和天皇の戦後巡幸)[2]。校庭に奉迎場が設けられ、約4万人がつめかける[3]。
- 1948年4月1日 - 学制改革により新潟県立三条高等学校となる。普通科を設置。
- 1951年4月1日 - 定時制を設置、男女共学開始。
- 1952年8月 - 第5回全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)で優勝。
- 1955年8月 - 第8回インターハイバスケットボール競技大会で優勝。
- 1958年11月27日 - 校舎改築・図書館竣工記念式典挙行。
- 1963年8月 - 第16回インターハイバスケットボール競技大会の会場となり、優勝。
- 1963年8月6日 - 高松宮宣仁親王が来校。記念植樹。
- 1963年8月25日 - 第3回男女バスケットボール試合の日本代表として大韓民国遠征。
- 1964年8月 - 第17回インターハイバスケットボール競技大会で連覇。
- 1980年3月 - 校舎改築工事竣工。
- 2002年4月1日 - 学校完全週5日制導入により、1時間の授業時間を50分から55分に拡大する。
- 2002年10月5日 - 創立100周年記念式典挙行。
- 2004年7月13日 - 平成16年7月新潟・福島豪雨(7・13水害)により床上浸水の被害。
- 2005年4月1日 - 新校舎竣工により、月岡地内に移転。
- 2007年3月 - 定時制課程の募集を実施する。(最終)
- 2008年3月 - 定時制課程の募集を停止する。(転入生受け入れは継続)
- 2011年3月31日 - 定時制課程の生徒が卒業したことに併せて、定時制課程を閉科する。
- 2018年4月1日 - 7学級から1クラス減級。
- 2025年4月 - 理数科(仮称)を設置予定。
校歌
編集部活動
編集運動部
編集- 野球部
- 陸上競技部
- テニス部
- ソフトテニス部
- バレーボール部
- バスケットボール部:インターハイで4回全国制覇
- 柔道部
- 剣道部
- 弓道部
- 山岳部
- サッカー部
- 卓球部
- バドミントン部
- ダンス部
- 水泳サークル(部は2018年時点で廃部)
文化部
編集著名な出身者
編集政治・行政・法曹
編集- 泉田裕彦(元:新潟県知事・自由民主党衆議院議員)
- 岩淵三次(大日本帝国海軍軍人・海軍中将)
- 漆原良夫(元:公明党衆議院議員)
- 大谷良孝(元:弥彦村長)
- 角田覚治(大日本帝国海軍軍人・海軍中将)
- 金子恵美(元:自由民主党衆議院議員・2004年ミス日本関東代表)
- 小池清彦(元:加茂市長・元:防衛庁教育訓練局長)
- 佐野恒雄(現:田上町長)
- 鈴木力(現:燕市長)
- 関山信之(元:社会民主党衆議院議員)
- 滝沢亮(現:三条市長)
- 西村智奈美(立憲民主党衆議院議員:新潟県第1区選出)
- 樋口義広(外交官・駐マダガスカル兼コモロ特命全権大使、元フランス公使)
- 藤田明美(現:加茂市長)
- 松原誠(建設・国土交通官僚:国土交通省大臣官房上下水道審議官)
- 山口京子(現:埼玉県蓮田市長・元埼玉県議会議員)
- 亘四郎(元:衆議院議員・新潟県知事)
経済・財界
編集学者
編集- 大橋幸泰(歴史学者・早稲田大学教授)
- 川崎清(建築家・京都大学名誉教授)
- 近藤亨(農学者、ネパール・ムスタン地域開発協力会理事長)
- 佐藤進一(歴史学者・中央大学名誉教授、東京大学教授、名古屋大学教授)
- 澁木克栄(神経科学・新潟大学脳研究所名誉教授)
- 西山賢一(経済学者・埼玉大学名誉教授)
- 和田一夫(経営学者・東京大学名誉教授)
- 渡辺克義(言語学、歴史学者・長岡崇徳大学教授)
- 渡辺俊一(都市計画家・東京理科大学名誉教授)
文化・スポーツ
編集- 相場英雄(小説家)
- 岩田正巳(日本画家・元日本芸術院会員)
- 川上真樹(シンガーソングライター・ボイストレーナー)
- 岸本大紀(陸上・箱根駅伝)
- 神保あつし(漫画家)
- 中村多仁子(1964年東京五輪体操女子団体銅メダリスト・東海大学体育学部教授)
- 藤島じゅん(漫画家)
- 渡辺義雄(写真家・日本大学芸術学部名誉教授・日本写真家協会名誉会長・文化功労者)
放送・メディア
編集- 田中良幸(フリーアナウンサー・情報プレゼンター とくダネ!リポーター・元:NST新潟総合テレビ在籍)
- 山本かおる(フリーアナウンサー、・元:UX新潟テレビ21在籍)
交通
編集脚注
編集- ^ “三条高等学校 学校長より”. www.niigata-h.nein.ed.jp. 2019年12月27日閲覧。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、97頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ 宮内庁『昭和天皇実録第十』東京書籍、2017年3月30日、478頁。ISBN 978-4-487-74410-7。
- ^ 校歌 - 新潟県立三条高等学校 2022年2月20日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- 新潟県立三条中学校・高等学校同窓会
- 新潟県立三条高等学校同窓会 (sankou.dousoukai) - Facebook