新感覚☆わかる使える英文法
『新感覚☆わかる使える英文法』(しんかんかく わかるつかえるえいぶんぽう)は、NHK教育テレビジョンで放送された語学番組。2006年度に放送された『新感覚☆キーワードで英会話』に替わる英語の入門講座である。
放送時間
編集- いずれも日本標準時。『新感覚☆キーワードで英会話』迄は、年度下半期に上半期分(特別編を除く)の再放送を行っていたが、この番組以降ではそうした形態は取られない。
2007年上期
編集- 本放送:
- 月曜日 23:30 - 23:40
- 火曜日~木曜日 23:00 - 23:10
- 再放送:同一週金曜日・土曜日 6:40 - 7:00、翌週月曜日~木曜日 12:00 - 12:10
- 金曜日は月・火曜分、土曜日は水・木曜分を放送。
- まとめ再放送:(10分×4本)
- 日曜日 0:30 - 1:10(土曜日深夜)
- 前番組までは、再放送は翌週放送となっていたが、この番組から全て同一週内の放送に変わった。
2008年下期
編集- 本放送:
- 月曜日 23:50 - 0:00
- 火曜日~木曜日 23:00 - 23:10
- 再放送:
- 同一週金曜日・土曜日 6:40 - 7:00
- 金曜日は月・火曜分、土曜日は水・木曜分を放送。
- 翌週月曜日~木曜日 12:00 - 12:10
- 同一週金曜日・土曜日 6:40 - 7:00
備考
編集- 前番組で問題となった総合テレビ『英語でしゃべらナイト』との時間重複については、『しゃべらナイト』を開始当初の月曜日23:00 - 23:30に戻すことで、重複を回避した。
- 2007年8月8日・9日、13日〜16日及び20日・21日は、高校野球のため翌週再放送分が放送できず、当該放送時間が変更された。
- 8月8日・9日分は11日16:00 - 16:20に2本連続
- 13日~16日分は18日16:00 - 16:40に4本連続
- 20日・21日分はそれぞれ当日の16:00 - 16:10
- 2008年3月23日~26日及び31日~4月1日は、高校野球のため翌週再放送分が放送できず、当該放送時間が変更された。
- 3月23日~26日はそれぞれ当日の15:00 - 15:10
- 3月31日~4月3日分は5日15:20 - 16:00に4本連続(4月2日・3日分は12:30 - 12:40の通常時間にも再放送された)
番組内容
編集近年の同枠で放送された番組は毎回1つのテーマを設定していたが、この番組では週ごとにテーマを設定している。月曜日にその週のテーマの概略を説明し火・水・木曜日のスキットをまとめて放送する。火・水・木曜日に再びスキットを放送し詳しい解説に入っていく。
NHKの英会話講座に独自につけられているレベルの目安で、レベル3~4(中学3年~高校レベル)と位置づけられている。
- 第1月 コトの世界を語る:動詞の文法(1)
- Chapter1 「現在」の話をしよう
- 現在・単純形
- 現在・進行形
- 現在・完了形
- Chapter2 「過去」の話をしよう
- 過去・単純形
- 過去・進行形
- 過去・完了形
- Chapter3 「未来」の話をしよう
- will & be going to & be about to
- will+進行形
- will+完了形
- Chapter4 動詞で語る「コト」の世界
- 他動詞と自動詞
- 助動詞(can,must,be,have,do)
- 使役動詞
- 第2月 コトの世界を語る:動詞の文法(2)
- Chapter5 話し手の態度を語る(1):助動詞
- can
- must & may
- will & shall
- Chapter6 話し手の態度を語る(2):助動詞の過去形、副詞・形容詞
- would & could
- should & might
- 態度表明型の副詞・形容詞
- Chapter7 話し手の態度を語る(3):助動詞の関連表現
- be able to & can
- be going to & will、used to & would
- must & have to & need to
- Chapter8 表に出ない行為者:受動態構文
- 能動態と受動態
- 受動態の特徴
- 過去分詞を伴った感情表現
- Chapter9 形が同じなら共通の働き:HAVE & BE & INGの力
- HAVEの構造ネットワーク
- BEの構造ネットワーク
- INGの構造ネットワーク
- 第3月 コトの世界を語る:動詞の文法(3)
- Chapter10 動詞の共演者と構文タイプ(1)
- 対象・状態を語る(主語+動詞+〔名詞、形容詞、副詞、前置詞句、φ〕)
- 2つの対象を語る(主語+動詞+名詞+名詞)
- 対象の状態変化と状態維持を語る(主語+動詞+名詞+〔形容詞、副詞、前置詞句〕)
- Chapter11 動詞の共演者と構文タイプ(2)
- 動作を語る(主語+動詞+〔不定詞、動名詞〕)
- 対象の動作を語る(主語+動詞+名詞+〔不定詞、原形不定詞、現在分詞、過去分詞〕)
- まとまった内容を語る(主語+動詞+〔that節、名詞+that節、wh節、名詞+wh節〕)
- Chapter12 形容詞を中心とした構文
- 何かすることに対する話し手の判断・評価(It is+形容詞+to do、主語+BE+to do)
- 感情形容詞と前置詞の選択
- 節の内容に対する話し手の判断・評価(that節を従える心的態度の形容詞、wh節を従える形容詞)
- Chapter13 動詞の文法の総括
- テンス・アスペクトと時間の関係
- テンス・アスペクトの公式化
- 受動態とテンス・アスペクト
- 第4月 モノの世界を語る:名詞の文法
- Chapter14 名詞の形とそれが指すもの
- 名詞の形が違えば対象も違う:5つの名詞形(φ+名詞、a/an+名詞、名詞+ -s、the+名詞、the+名詞+ -s)
- 対象のとらえ方を示す:aの働き、ゼロ冠詞、複数形
- 情報共有のしるし:theの働き
- Chapter15 修飾語とその配列順
- 数や量を表す
- 形容詞の順序
- 形容詞のいろいろ(現在分詞+名詞、過去分詞+名詞、動名詞+名詞、ハイフン付きの形容詞)
- Chapter16 後から言い足していく語り方:後置修飾
- 句を言い足していく語り方
- 動詞的要素を言い足す(現在分詞の後置修飾、過去分詞の後置修飾、不定詞の形容詞的用法)
- 何でも言える関係詞節(関係代名詞)
- Chapter17 代名詞と指示詞、そして名詞節
- 代名詞って何の代わり?:itとone
- 距離感と指示詞:thisとthat
- 「…ということ」と「…かということ」(that節、wh節、関係代名詞what)
- 第5月 状況を語る:副詞の文法
- Chapter18 副詞的表現の働き・位置
- 他の語句の修飾機能
- 状況に関する情報表示機能
- 副詞的表現の位置
- Chapter19 さまざまな副詞的表現
- 時間、場所を表す
- 頻度、様態、手段・道具、付帯状況を表す
- 目的、結果を表す(in order to do、so as to do、so that、only to do)
- Chapter20 仮定の状況を設定する
- 現在を語る仮定法(仮定法過去)
- 過去を語る仮定法(仮定法過去完了)
- 未来を語る仮定法
- Chapter21 接続と論理
- 情報をつなぐ接続詞
- 時にかかわる接続詞
- 理由、条件を表す接続詞
- 最終月 チャンキング:構文と配列
- Chapter22 比べてみると:比較構文
- 類似、相違、同等の関係を語る
- 優劣について語る(比較級)
- 最上級を使って語る
- Chapter23 内容を打ち消す:否定構文
- モノの否定
- コトの否定
- 部分否定、条件つきの否定、二重否定
- Chapter24 英文を形で見ると:文のタイプ
- いろいろな構文:疑問文、命令文、感嘆文
- 形式的なit構文とthere構文
- 誰かが語ったことを伝える構文(直接話法と間接話法)
- Chapter25 語句の配列とチャンキング
- 主語からはじめる:主語の位置とその表現
- 語順:情報の配列
- チャンキング:チャンクを並べる
そのほかに、初回放送時は最終回の次の週に101~104回分として、総まとめの役割の「スペシャルプログラム」が放送された。
スキットのストーリー
編集捜査官のジャックとナンシーがある猫を探して東京中を駆け回る。しかしその猫は普通の猫ではなく"cybercat"だという。
なお、この"cybercat"のグラフィックは「キーワードで英会話」のTANGOのグラフィックを使っている(但し声はダリオ戸田ではなく機械編成された声である)。
出演者
編集外部リンク
編集NHK教育テレビ 日曜日0:00 - 0:44 | ||
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新感覚☆わかる使える英文法
(2008年度再放送) |