斎藤アレックス
斎藤 アレックス(さいとう あれっくす、1985年(昭和60年)6月30日 - )は、日本の政治家。日本維新の会所属の衆議院議員(2期)。元教育無償化を実現する会政務調査会長。戸籍名は、斎藤 勇士 アレックス(さいとう ゆうし あれっくす)[1]。
斎藤 アレックス さいとう あれっくす | |
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2018年10月 | |
生年月日 | 1985年6月30日(39歳) |
出生地 | スペイン マドリード |
出身校 | 同志社大学経済学部 |
前職 |
証券会社社員 前原誠司衆議院議員秘書 |
所属政党 |
(旧国民民主党→) (国民民主党→) (教育無償化を実現する会→) 日本維新の会 |
公式サイト | 斎藤アレックス 公式サイト |
選挙区 |
(比例近畿ブロック→) 滋賀1区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2021年11月5日[1] - 現職 |
その他の職歴 | |
教育無償化を実現する会政務調査会長 (2023年11月30日[2] - 2024年10月10日) |
来歴
編集1985年6月30日、スペイン・マドリードにスペイン人の父と、日本人の母の間に生まれる。5歳の時に日本に移り、大阪府の大阪市や守口市で育つ[3]。
バブル崩壊による景気の低迷もあり、1999年に父親が営んでいたスペイン料理店が閉店すると、父はスペインに帰ってしまい、母子家庭となる。母が朝から晩までパートを掛け持ちして育ててくれた姿を見て、「どうしたら経済が良くなるのか」という問題意識の芽生えから、政治家を志す[4][5]。
同志社大学経済学部卒業後、証券会社勤務を経て、2013年に松下政経塾に入塾。アメリカ合衆国のチャック・フライシュマン下院議員(共和党)のインターンなどを経験し、2017年卒塾[6]。同年4月より前原誠司衆議院議員の秘書を務める。
2018年10月、旧国民民主党が第25回参議院議員通常選挙京都府選挙区に斎藤を擁立すると発表したが、その後旧立憲民主党が同選挙区に候補者の擁立を決めたため、共倒れを回避するためとして、2019年4月に立候補を断念した[7]。同年、大津市に移住し、次期衆院選滋賀1区に立候補すると表明[8]。
2021年10月の第49回衆議院議員総選挙では、国民民主党公認で立候補し、小選挙区で自由民主党の大岡敏孝に敗れるも、重複立候補していた比例近畿ブロックで復活し、初当選した[9][10][11]。
2022年2月20日、新型コロナウイルス陽性が判明。21日、衆議院は斎藤が感染したと発表した[12]。
2023年11月30日、国民民主党に離党届を提出し、前原誠司らとともに教育無償化を実現する会を結成した[13]。斎藤は政務調査会長に就任する[14]。その後、同年12月13日の国民民主党両院議員総会で、提出されていた離党届が受理されず、斎藤は「党の結束を乱した」ことにより除籍処分となった。なお、斎藤は比例選出議員のため、党から衆議院議員の辞職勧告も併せて受けている[15][16]。
2024年10月10日、前原らとともに日本維新の会に合流し、第50回衆議院議員総選挙では同党から立候補することが発表された[17]。10月27日の投開票の結果、滋賀1区で当選[18]。
政策・主張
編集憲法
編集外交・安全保障
編集- 「他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[19]。
- 「北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[19]。
- 普天間基地の辺野古への移設について、2021年のアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[19]。
ジェンダー
編集- 選択的夫婦別姓制度の導入について、2021年のアンケートで「賛成」と回答[19]。
- 同性結婚を可能とする法改正について、2021年のアンケートで「賛成」と回答[20]。
- 「LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「賛成」と回答[19]。
- クオータ制の導入について、2021年のアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答[20]。
その他
編集選挙歴
編集当落 | 選挙 | 執行日 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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比当 | 第49回衆議院議員総選挙 | 2021年10月31日 | 滋賀県第1区 | 国民民主党 | 8万4106票 | 45.05% | 1 | 2/3 | 1/1 |
当 | 第50回衆議院議員総選挙 | 2024年10月27日 | 滋賀県第1区 | 日本維新の会 | 7万4126票 | 42.97% | 1 | 1/3 | / |
脚注
編集出典
編集- ^ a b 『官報』号外特第86号6頁「令和三年十月三十一日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件(中央選挙管理会二八)」 令和3年11月5日号
- ^ “「前原新党」衆参5人で旗揚げ 嘉田由紀子元滋賀県知事を副代表に起用”. 産経ニュース (産業経済新聞社). (2023年11月30日) 2023年12月1日閲覧。
- ^ “候補者の横顔【1区】”. 中日新聞. (2021年10月21日) 2021年11月8日閲覧。
- ^ “衆院選滋賀1区 候補者の横顔”. 産経新聞. (2021年10月21日) 2021年11月8日閲覧。
- ^ “2021衆院選:候補者の横顔 1区 /滋賀”. 毎日新聞. (2021年10月22日) 2021年11月8日閲覧。
- ^ “【滋賀1区】候補者の公約と横顔”. 京都新聞. (2021年10月21日). オリジナルの2021年11月2日時点におけるアーカイブ。 2021年11月8日閲覧。
- ^ “前原氏元秘書・斎藤アレックス氏の擁立、国民民主が断念”. 朝日新聞. (2019年4月27日) 2021年11月8日閲覧。
- ^ “衆院選:滋賀1区 国民擁立予定の斎藤氏「優しさのある社会を」 /滋賀”. 毎日新聞. (2019年6月7日) 2021年11月8日閲覧。
- ^ “野党が比例復活当選 国民・斎藤氏、立憲・徳永氏”. 朝日新聞. (2021年11月2日) 2021年11月8日閲覧。
- ^ “衆議院選挙2021 滋賀(大津・彦根など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
- ^ “【2021年 衆院選】近畿ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
- ^ “衆院2議員がコロナ感染”. 時事通信. (2022年2月21日). オリジナルの2022年2月21日時点におけるアーカイブ。 2022年2月21日閲覧。
- ^ “国民民主・前原氏ら4人離党届 新党「教育無償化の会」結成:時事ドットコム”. 時事ドットコム (2023年11月30日). 2024年11月26日閲覧。
- ^ “前原氏ら国民民主に離党届、新党「教育無償化を実現する会」結成”. ロイター. (2023年11月30日) 2024年7月13日閲覧。
- ^ 共同通信 (2023年12月12日). “新党結成の前原氏ら除名へ 国民民主、離党届受理せず | 共同通信”. 共同通信. 2024年11月26日閲覧。
- ^ 産経新聞 (2023年12月13日). “国民民主、前原誠司氏らの除名決定 新党結成表明「結束乱した」”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年11月26日閲覧。
- ^ “【速報】維新、教育前原代表らの入党と公認を発表”. 共同通信. (2024年10月10日) 2024年10月10日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “衆院選 滋賀1区開票結果 斎藤アレックス氏 維新・前 当選|NHK 滋賀県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2024年11月26日閲覧。
- ^ a b c d e f “斎藤アレックス”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年11月23日閲覧。
- ^ a b c d e “北海道4区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年11月23日閲覧。
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- 斎藤アレックス (alexsaito19) - Facebook
- 斎藤アレックス (@AlexSaito2019) - X(旧Twitter)
- 斎藤アレックス (@alexsaito19) - Instagram
- 斎藤アレックス - YouTubeチャンネル
党職 | ||
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先代 (結成) |
教育無償化を実現する会政務調査会長 初代:2023年 - 2024年 |
次代 (解散) |