斎藤分町
斎藤分町(さいとうぶんちょう[2])は、神奈川県横浜市神奈川区の町名。丁目はなく、全域で住居表示が実施されている[2]。
斎藤分町 | |
---|---|
町丁 | |
斎藤分小学校 | |
北緯35度28分57秒 東経139度37分28秒 / 北緯35.48256度 東経139.62433度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 横浜市 |
行政区 | 神奈川区 |
人口情報(2024年(令和6年)6月30日現在[1]) | |
人口 | 3,565 人 |
世帯数 | 2,156 世帯 |
面積([2]) | |
0.227 km² | |
人口密度 | 15704.85 人/km² |
設置日 | 1932年(昭和7年)1月1日 |
郵便番号 | 221-0811[3] |
市外局番 | 045(横浜MA)[4] |
ナンバープレート | 横浜 |
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地理
編集神奈川区中部に南北にやや長い町域を持つ。北東は西神奈川三丁目、東は平川町、南東は二本榎、南は旭ケ丘・栗田谷、西は中丸、北西から北にかけては六角橋二丁目・三丁目に隣接する。町域の多くは一戸建てや、隣接する六角橋に神奈川大学があることからアパートも多く見られる。町の南西部に横浜市立斎藤分小学校、中央部には善龍寺がある[5]。町内に鉄道駅はなく、町域の東方の白楽にある東急東横線白楽駅または東白楽駅が最寄りとなる。
地価
編集住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、斎藤分町14-16の地点で37万円/m²となっている[6]。
歴史
編集古い文献では、『小田原衆所領役帳』に「小机神奈川齋藤文」[7]、『新編武蔵風土記稿』にも「古キ地名ナルコト知ヘシ」と記されていることが確認されている[8][9]。
町の中ほどにある善龍寺は天長年間(824年~834年)に真言宗の寺院として開山し、1253年(建長5年)に浄土真宗に改宗した。この改宗を行った人物が仏門に入った武士の斎藤兼実で、町名は兼実の姓に、知行地を表す「分」を付け加えたものと推測されている。2012年の地域情報サイトはまれぽ.comの調査においても、善龍寺に資料は残っておらず、確証は得られていない[8]。
1932年(昭和7年)1月1日に神奈川町の一部から斎藤分町は新設され[10]、1965年(昭和40年)7月1日に六角橋地区の住居表示の実施に伴い一部を六角橋二丁目に編入[11]、1978年(昭和53年)9月10日に西神奈川地区の土地区画整理事業に伴い[12]、一部を西神奈川三丁目、平川町に編入[13]、2000年(平成12年)10月23日、栗田谷・斎藤分町地区の住居表示実施に伴い、一部を西神奈川三丁目、六角橋二丁目、六角橋三丁目に編入、旭ケ丘、栗田谷の一部を編入、中丸、二本榎との境界を変更した[14]。
世帯数と人口
編集2024年(令和6年)6月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
斎藤分町 | 2,156世帯 | 3,565人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[15] | 4,004
|
2000年(平成12年)[16] | 3,978
|
2005年(平成17年)[17] | 3,795
|
2010年(平成22年)[18] | 3,784
|
2015年(平成27年)[19] | 3,822
|
2020年(令和2年)[20] | 3,768
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[15] | 1,978
|
2000年(平成12年)[16] | 2,061
|
2005年(平成17年)[17] | 2,053
|
2010年(平成22年)[18] | 2,098
|
2015年(平成27年)[19] | 2,094
|
2020年(令和2年)[20] | 2,280
|
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[21]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
1〜29番 30番1〜13号 30番53〜69号 |
横浜市立斎藤分小学校 | 横浜市立六角橋中学校 |
30番14〜52号 31〜53番 |
横浜市立栗田谷中学校 |
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[22]。
町丁 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
斎藤分町 | 51事業所 | 214人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[23] | 56
|
2021年(令和3年)[22] | 51
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[23] | 190
|
2021年(令和3年)[22] | 214
|
施設
編集その他
編集日本郵便
編集警察
編集町内の警察の管轄区域は以下の通りである[25]。
番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|
全域 | 神奈川警察署 | 六角橋交番 |
参考文献
編集脚注
編集- ^ a b “令和6(2024)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和6年6月” (xlsx). 横浜市 (2024年7月5日). 2024年7月7日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ a b c 横浜市町区域要覧、1 - 7頁
- ^ a b “斎藤分町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ (角川 1984, p. 967)
- ^ “不動産情報ライブラリ 国土交通省地価公示(標準地) 横浜神奈川-19”. 国土交通省. 2024年7月16日閲覧。
- ^ (市民局総務部 1996, p. 35)
- ^ a b “神奈川区に斎藤分町という地名がありますが、この地名の由来を知りたいです。ぜひ調査をお願いします”. はまれぽ.com (2012年12月15日). 2020年6月15日閲覧。
- ^ 新編武蔵風土記稿.
- ^ 横浜市町区域要覧、3 - 47頁、3 - 49頁
- ^ 横浜市町区域要覧、3 - 55頁、附 - 2頁
- ^ “土地区画整理事業施行地区一覧”. 横浜市 (2023年3月10日). 2023年3月24日閲覧。
- ^ 横浜市町区域要覧、3 - 59頁
- ^ 横浜市町区域要覧、3 - 62頁、附 - 11頁
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
- ^ “横浜市立小学校、横浜市立中学校及び横浜市立義務教育学校の通学区域並びに就学すべき学校の指定に関する規則”. 横浜市 (2023年4月1日). 2024年5月7日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿PDF(2023年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年5月3日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2023年度版)”
- ^ “交番案内/神奈川警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2024年6月3日閲覧。