斎藤 公男(さいとう まさお、1938年 - )は、日本の構造エンジニア構造家)。日本大学名誉教授、日本建築学会元会長。現在、A-Forum代表、日本建築文化保存協会理事。

斎藤公男
生誕 1938年
群馬県
国籍 日本の旗 日本
出身校 日本大学
職業 構造家・建築構造学者
受賞 日本建築学会賞(1986年)
松井源吾賞(1993年)
IASS Tsuboi Award(1997年)
Pioneer Award(2003年)
IASS Torroja Medal(2009年)
所属 日本大学
建築物 唐戸市場
静岡県小笠山総合運動公園スタジアム
山口県立きららスポーツ交流公園多目的ドーム

群馬県立前橋高等学校卒業[1][2]。日本大学在学時に坪井善勝の元で学び、バックミンスター・フラーに魅了される。空間構造や構造デザインに対する強い関心を育み、その後の大学における「教育・研究・設計」の融合を図ることへのテーマとつなげる。 卒業後は、日本大学理工学部建築学科で教鞭をとりながら、空間構造デザイナーとして数多くの作品を生み出してきた構造設計者の一人である。特に、張弦梁構造の設計の第一人者として知られる。

全日本弓道連盟会長であった父の斎藤友治が日本弓をひく姿から「美と強」の調和的世界に感銘を受け、張弦梁構造の設計・デザインにつながったと語る。

「人生めぐりあい」という父の言葉を大切にし、人との出会いを大切にすることで知られる。特に、ドイツの構造エンジニア、Jorg Schlaichとの交流は深い。

若手構造設計者や学生の指導も熱心に行い、研究室からは久田基治多田脩二小西泰孝ら、数多くの著名な構造エンジニアを輩出している。

2007年からは、建築におけるアートとエンジニアリングの融合をテーマとした展覧会である「アーキニアリング・デザイン展」を企画・開催する。

趣味は、テニス、ゴルフ、スキーと多趣味。「よく遊び、よく学ぶ」をモットーとする。

略歴

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主な受賞

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  • 1986年 日本建築学会賞(業績)「空間構造の研究と応用に関する一連の業績」
  • 1993年 BCS賞「出雲健康公園整備プロジェクト・出雲ドーム
  • 1993年 松井源吾賞「テンション構造による一連の大スパン建築」
  • 1997年 IASS Tsuboi Award「(a) Space and Structure-Learning of Conceptual Design in Education: What Can One Learn form Building Structures; (b) From Image to Technology: The Role of String in Hybrid String Structures」
  • 2002年 Pioneer Award, the University of Surrey
  • 2003年 BCS賞「下関市地方卸売市場唐戸市場
  • 2003年 BCS賞「静岡スタジアム・静岡アリーナ」
  • 2004年 日本建築学会作品選奨「山口県立きららスポーツ交流公園多目的ドーム」
  • 2004年 BCS賞「山口県立きららスポーツ交流公園多目的ドーム」
  • 2006年 Aluprogetto Award 1st Prize
  • 2007年 日本建築学会教育賞(教育貢献)「創造性を育む体験的建築教育 -空間と構造を結ぶものづくり教育の試み-」
  • 2009年 IASS Torroja Medal
  • 2018年 叙勲受章(瑞宝小綬章)
  • 2018年 日本建築学会大賞受賞

主な作品

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1990年以前

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1991年-2000年

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2001年-2010年

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主な著書

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  • 1996年 「建築の構造とデザイン」(監訳)丸善
  • 1997年 「つどいの空間」(共著)日本建築センター
  • 2003年 「空間・構造・物語 - ストラクチャル・デザインのゆくえ」彰国社
  • 2011年 「新しい建築のみかた」エクスナレッジムック
  • 2012年 「建築の翼」(監修)建築技術
  • 2013年 「風に向かって - そのときの、スケッチブック」彰国社

主な斎藤研究室出身者

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脚注

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出典

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  1. ^ Professor 紹介|空間構造デザイン研究室 名誉教授 斎藤 公男”. dome.arch.cst.nihon-u.ac.jp. 日本大学理工学部建築学科 空間構造デザイン研究室. 2024年3月10日閲覧。
  2. ^ コア・メンバー”. a-forum.info. A-Forum. 2024年3月10日閲覧。

外部リンク

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