文字金銀
(文字銀から転送)
文字金銀(ぶんじきんぎん)とは、江戸時代の元文(1736年)と文政(1819年)の改鋳によって造られた裏面に「文」の文字が刻まれた金貨・銀貨のこと。
概要
編集次の金銀が文字金・文字銀に該当する。
- 文字金
- 文字銀
文字金銀の中でも真書(楷書)が刻まれたものと草書が刻まれたものに分けることが出来、前者を真文字(しんぶんじ)、後者を草文字(そうぶんじ)と称された。上記表中、斜線のものが草文字(金銀)、他のものが真文字(金銀)である。
参考文献
編集- 滝沢武雄「文字金銀」『国史大辞典 12』(吉川弘文館 1991年)ISBN 978-4-642-00512-8
- 岩橋勝「文字金・文字銀」『日本歴史大事典 3』(小学館 2001年)ISBN 978-4-09-523003-0