損害賠償調停員』(そんがいばいしょうちょうていいん)、ないし、『ジ・アジャスター』(The Adjuster) [1]は、アトム・エゴヤンが監督した、1991年カナダの劇映画。この映画は、ニューヨーク映画祭でプレミア上映された。また、第17回モスクワ国際映画祭では、聖ゲオルギー銀賞特別賞を獲得した[2]

損害賠償調停員
The Adjuster
監督 アトム・エゴヤン
脚本 アトム・エゴヤン
製作 カメリア・フリーバーグ (Camelia Frieberg)
出演者 イライアス・コティーズ
アルシネ・カーンジャン
モーリー・チェイキン
音楽 マイケル・ダナ
撮影 ポール・サロシー (Paul Sarossy)
編集 スーザン・シップトン (Susan Shipton)
配給 オライオン・クラシックス (Orion Classics)(アメリカ合衆国
公開
  • 1991年9月26日 (1991-09-26)
上映時間 102分
製作国 カナダの旗 カナダ
言語 英語
製作費 150万カナダドル(推定)
テンプレートを表示

1993年トロント国際映画祭は、カナダ映画史上トップ10 (Top 10 Canadian Films of All Time) の第10位にこの作品を選んだが、2004年に更新されたバージョンではランク外となった[3]

あらすじ

編集

この作品は、主人公である保険会社の損害賠償調停員が、顧客の女性たちと次々に親密な関係となっていくという物語である。主人公は、当初は顧客たちを助けたいと思っているように見えるが、話が進む中で、状況はより複雑であることが明らかにされていく。主人公は、ある意味では、彼自身が示す解決の犠牲者であるようにも見える。

おもなキャスト

編集

脚注

編集
  1. ^ 本作は、日本未公開であるが、エゴヤン作品をまとめて日本に紹介した2004年のイメージフォーラム主催の「アトム・エゴヤン映画祭」の際、本作は上映はされなかったものの、関連資料で『The Adjuster(損害賠償調停員)』として言及されており「損害賠償調停員」が正式な日本語題に準じるものと見える。:アトム・エゴヤン バイオグラフィー”. イメージフォーラム. 2014年12月1日閲覧。
  2. ^ 17th Moscow International Film Festival (1991)”. MIFF. 2014年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月4日閲覧。
  3. ^ Top 10 Canadian Films of All Time”. The Canadian Encyclopedia (2012年). 2013年4月28日閲覧。

外部リンク

編集