持宝寺 (小山市)
持宝寺 | |
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所在地 | 栃木県小山市宮本町2-13−15 |
山号 | 東醍醐山 |
宗派 | 新義真言宗 |
創建年 | 奈良時代 |
開山 | 道鏡 |
歴史
編集梵鐘
編集当寺には梵鐘がある。1702年(寛政4年)に鋳造されたものである。太平洋戦争中、金属類回収令に基づき、各寺院の梵鐘は供出させられることになった。当寺の梵鐘ももちろん対象であったが、その銘文に「孝謙天皇」の四文字があったことから、鋳潰すのは皇室に対する不敬ということで、供出を免れることになった[1]。当時の公式史観「皇国史観」によれば、道鏡は皇位を窺う「国賊」とされてきた。当寺も「国賊道鏡が開山した寺」ということになっていた。しかし皮肉にも孝謙天皇(称徳天皇)の銘文によって逆に救われる形となったのである。
交通アクセス
編集- 小山駅より徒歩9分。
脚注
編集参考文献
編集- 栃木県歴史散歩編集委員会 編『栃木県の歴史散歩(歴史散歩9)』山川出版社、2007年