抜刀道
抜刀道(ばっとうどう)とは、日本刀で物体を斬る武道である[1]。
抜刀道 ばっとうどう | |
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別名 | 居合抜刀道 |
競技形式 | 畳表の試し斬り |
使用武器 | 日本刀 |
発生国 | 日本 |
発生年 | 昭和後期 |
源流 | 戸山流 |
主要技術 | 居合 |
公式サイト |
全日本抜刀道連盟 日本抜刀道連盟 |
歴史
編集太平洋戦争後、旧陸軍戸山学校関係者らが戸山流居合道を普及する過程で、同流の師範であった中村泰三郎が試し斬りを中心とする「抜刀道」を提唱した。昭和52年(1977年)、全日本抜刀道連盟が結成された。
抜刀道は「居合抜刀道」とも呼ばれ、広義の居合道とみなされることもあるが、居合道とは独立した連盟が統括している。また、抜刀術と混同されることもあるが、古武道の抜刀術とは異なる現代武道である。
技法
編集立ち技で畳表を斬る[2]。基本技は袈裟斬りだが、難易度の高い技も制定されている。主に刀を抜いた状態から大技で両断するような動作が多い。
専門団体
編集段級位・称号
編集試合・競技
編集試合ルールが設けられ、競技大会が開かれている。選手が紅白に分かれてそれぞれ畳を斬り、審判員が選手の作法、姿勢、畳の切口等を採点し、旗の多数決で勝敗を決める。団体戦もあり、先鋒・中堅・大将の順に3人で1本の畳を斬り、総合的な斬れ具合で勝敗を判定する。