手のアーチ
手のアーチ(てのアーチ)では、ヒトの手のひらにあるアーチ構造について記す。
手のアーチは、横アーチ・縦アーチ・斜めアーチから成る。
- 横アーチ:近位横アーチと遠位横アーチがあり、前者は遠位手根骨列によって形成され可動性に乏しく、後者は中手骨頭で構成されており可動性が高い。
- 縦アーチ:指の骨とそれに繋がる中手骨によって形成される。
- 斜めアーチ:親指と他の4本の指の対立で形成される。
手のアーチは、把握動作をはじめとした手の動的変形に関わり、最適な指の配置・調節といった機能を果たし、巧緻性に重要な役割を果たすとされる。
特に乳幼児期に手を多く使うことが手のアーチの発達に効果が高いとされ、乳児のハイハイも手のアーチの発達に効果があるとされる。