所沢航空発祥記念館
埼玉県所沢市の所沢航空記念公園にある博物館
所沢航空発祥記念館(ところざわこうくうはっしょうきねんかん)は、埼玉県所沢市の所沢航空記念公園の敷地内にある航空をテーマとした埼玉県立の博物館。公園のシンボル的存在で1993年に開館した施設。
所沢航空発祥記念館 Tokorozawa Aviation Museum | |
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所沢航空発祥記念館 | |
施設情報 | |
正式名称 | 所沢航空発祥記念館 |
専門分野 | 航空 |
事業主体 | 埼玉県 |
管理運営 | 公益財団法人埼玉県公園緑地協会・公益財団法人日本科学技術振興財団グループ[1] |
建物設計 | 日建設計[2] |
延床面積 | 5,260.7m2[3] |
開館 | 1993年4月3日[4] |
所在地 |
〒359-0042 埼玉県所沢市並木1-13 |
外部リンク | 所沢航空発祥記念館 |
プロジェクト:GLAM |
概要
編集1909年に陸軍・海軍・帝国大学・中央気象台の参画のもと明治天皇の勅令をもって設立された臨時軍用気球研究会により、航空の研究を目的として開設された日本初の飛行場「臨時軍用気球研究会 所沢試験場」が、1911年4月にこの地に開設され、日本の航空研究・航空機製作そして後に航空教育がここからはじまった「日本の航空発祥の地」であることを記念して、所沢飛行場の跡地である所沢航空記念公園に1993年に開館した。
展示館の特徴
編集所沢航空記念公園内の立地を生かし実機を多数収容した展示館であり、200名収容の大型上映設備を備え映像でも縦15m、横20mの大スクリーンで空と科学への興味に繋がる作品が上映されている。また、フライトシミュレーターでの模擬操縦体験、日本と世界の航空のあゆみなどの展示がある。そして重力を体験できるスポーツウォーカーもできる。
所沢から発展していった日本の航空のあゆみのほか飛行の原理を実験や装置で体験できるなど、航空への興味の入口に繋がる展示の工夫がされている。
屋内展示内容
編集- 1階実機展示(吊り下げ展示機体含む)
- 会式一号機(レプリカ)
- ニューポール 81E2(レプリカ)
- ノースアメリカン T-6G
- ヒューズ OH-6J
- ベル HU-1B
- 川崎 KAL-2
- ビーチクラフト T-34 メンター
- パイパー L-21
- スチンソン L-5E
- 霧ヶ峰式はとK-14型
- ウルトラライトプレーン
- ハンググライダー
- シコルスキー S-55・H-19
- "H-21B" V-44型バートル
- 富士 T-1B中等練習機
- 九一式戦闘機(日本で唯一の現存機体。航空遺産認定1号機)
- 富士ベル 204B-2(2023年まで)
- ハンガー(別館)(年に数回公開されることがある)公開日程は公式サイトを参照
- カフェレストラン
- エコトコ ファーマーズカフェ
- ショップ
- ミュージアムショップ
交通
編集入館料
編集※2022年現在
- 展示館 大人520円、小人100円 (団体割引額は大人420円、小人80円)
- 大型映像館 大人630円、小人260円 (団体割引額は大人520円、小人210円)
- 共通割引券 大人840円、小人320円 (団体割引額は大人680円、小人260円)
脚注
編集出典
編集- ^ “指定管理者一覧” (PDF). 埼玉県. 2016年9月26日閲覧。
- ^ “所沢航空発祥記念館(県営所沢航空記念公園内”. ALOSS. 2016年9月26日閲覧。
- ^ “記念館概要”. 所沢航空発祥記念館. 2016年9月26日閲覧。
- ^ “所沢航空発祥記念館 入館者600万人達成”. 埼玉県. 2016年9月26日閲覧。