所沢市立図書館
埼玉県所沢市にある公共図書館
(所沢図書館から転送)
所沢市立図書館(ところざわしりつとしょかん、Tokorozawa City Library)は、所沢市が運営する公共図書館のことである。
所沢市立図書館 Tokorozawa City Library | |
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施設情報 | |
正式名称 | 所沢市立所沢図書館 |
前身 |
青年団による所沢図書室 有志による(旧)所沢図書館 |
管理運営 | 所沢市 |
開館 | 1980年5月(本館) |
所在地 |
〒359-0042 |
公式サイト | https://www.tokorozawa-library.jp/ |
地図 | |
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所沢市内には航空記念公園内に建つ本館の他、7館の分館(所沢分館・椿峰分館・狭山ヶ丘分館・富岡分館・吾妻分館・柳瀬分館・新所沢分館)を擁する[1]。正式名称は「所沢市立所沢図書館」である。基本、職員は所沢図書館と呼称する。また、この呼称では市の図書館全体を指す。
全館の蔵書はパーソナルコンピュータ・携帯電話などのインターネット端末から検索・予約ができ、また2005年からは コンビニエンスストア図書取次サービスを実施しており、現在では所沢市内の所定のコンビニエンスストア7店舗から利用することができる[1]。
概要
編集借りることのできる人は、所沢市に在住、通勤・通学している人、または 入間市・狭山市・飯能市・日高市に在住の人は、利用券(図書館利用カード)を作ることができる。
- 利用券発行時には、利用券交付申請書の記入と住所、本人確認の為身分証明書が必要。(未就学児の利用券発行は保護者が出来、その際の身分証明書は保護者のもので構わない)
- 図書館内での閲覧だけなら誰でも利用可能。
- 貸し出し数
- 貸出期間:2週間
- 開館時間
- 本館
- 火曜日 午前9時30分から午後7時(7月から9月は8時)まで
- 水曜日から日曜日・祝休日 午前9時30分から午後5時
- 所沢分館
- 火曜日から金曜日 午前9時30分から午後7時まで
- 土曜日・日曜日・祝休日 午前9時30分から午後5時まで
- 新所沢分館
- 火曜日から金曜日 午前9時30分から午後9時まで
- 土曜日・日曜日・祝休日 午前9時30分から午後5時まで
- その他各館
- 火曜日から日曜日・祝休日 午前9時30分から午後5時まで
沿革
編集当施設の前身となったのは1948年(昭和23年)6月に所沢青年団により創設された「所沢図書室」である。だがその青年団は創設から僅か3年足らずで解散されてしまい、以降は有志の手によって存続されていた。
- 年表
- 1948年(昭和23年)6月 所沢青年団により、所沢図書室を創設[3]。当年度の蔵書数は8冊であった。
- 1951年(昭和26年)3月 青年団解散。4月以降は有志により運営。市より図書費の一部は補助。
- 1963年(昭和38年)3月 所沢図書館を創設[4]。
- 1964年(昭和39年)
- 1970年(昭和45年)
- 1971年(昭和46年)
- 1972年(昭和47年)9月 移動図書館車を購入(いずみ号)運行開始。(駐車場 11)
- 1973年(昭和48年)4月-9月 移動図書館、駐車場8ヶ所増設。(駐車場 計19)
- 1975年(昭和50年)
- 4月 図書館新設のため調査費を計上し、調査を開始。
- 4月9日 移動図書館2号車を購入。駐車場14ヶ所増設。(駐車場 計33)
- 1977年(昭和52年)5月 配本車を購入。団体貸出の充実を図る。
- 1978年(昭和53年)2月 埼玉県立川越図書館の協力により、対面朗読を開始。
- 1979年(昭和54年)1月 新たに図書館を(仮称)中央図書館として、現本館の現在地に着工[5]。
- 1980年(昭和55年)5月1日 (仮称)中央図書館を所沢図書館(現本館)として新たに開館。これまでの所沢図書館(文化会館3階、4階)は所沢図書館分館とする。また、電算システムを導入。
- 1982年(昭和57年)
- 4月 視聴覚ライブラリー業務を視聴覚センターに移管。
- 9月 移動図書館1号車を更新。
- 12月2日 本館出入口付近に「萬葉植物園」[6] を開園。
- 1984年(昭和59年)
- 3月 電算機 (H6000) システムを漢字処理のLM6600システムに変更。
- 3月 『文芸所沢』[7]創刊号を発行。
- 4月 業務連絡車購入。
- 5月8日 2番目の分館、椿峰分館を開館。
- 6月12日 3番目の分館、狭山ヶ丘分館(狭山ヶ丘コミュニティセンター内)開館。
- 1986年(昭和61年)8月5日 移動図書館2号車を更新。
- 1987年(昭和62年)7月10日 4番目の分館、富岡分館(富岡公民館内)開館。
- 1988年(昭和63年)
- 4月 電算機 (LM6700) を導入。
- 11月4日 5番目の分館、吾妻分館(吾妻公民館内)開館。
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各館の概要
編集本館
編集ほんかん
所沢分館
編集- 移転開館: 2010年(平成22年)4月
- 所在地:所沢市元町27番1号(所沢ハーティア東棟1・2階)
椿峰分館
編集狭山ヶ丘分館
編集- 開館: 1984年(昭和59年)6月12日
- 所在地:所沢市若狭4-2478-4 (狭山ヶ丘コミュニティセンター3階)
富岡分館
編集- 開館: 1987年(昭和62年)7月10日
- 所在地:所沢市大字北岩岡117-1 (富岡まちづくりセンター 2階)
吾妻分館
編集- 開館: 1988年(昭和63年)11月4日
- 所在地:所沢市大字久米2229-1 (吾妻まちづくりセンター 1階)
柳瀬分館
編集- 開館: 1992年(平成4年)5月12日
- 所在地:所沢市城964-8 (柳瀬まちづくりセンター 2階)
新所沢分館
編集- 開館: 2012年(平成24年)4月
- 所在地:所沢市緑町1丁目8番3号(新所沢まちづくりセンター2階)
- 松井小学校図書館
- 「地域開放型の学校図書館」 [9]として開放され、入場には制限があるが、市立図書館資料の検索・予約・貸出・返却なども可能。
- 移動図書館車
- 1972年(昭和47年)9月から移動図書館車「いずみ号」などが運用されていたが、2006年(平成18年)3月をもってすべて廃止されている。
コンビニ図書取次(コンビニ図書館)
編集- コンビニエンスストア図書等取次事業
- コンビニ図書館という呼称は、近年全国の公立図書館などで取り組まれる、ほぼ同内容のサービスに共通して使われている通称で、所沢図書館での当サービスの名称は、文書などでは「コンビニエンスストア図書等取次事業」とされ、「コンビニ図書取次」などと略称されている。
- 2005年(平成17年)6月よりサービス開始。現在、所沢市内のコンビニ7店舗と小手指公民館分館にて実施。
概要
編集- コンビニ図書取次は事前に図書館、または図書館ホームページにて予約した本の受け取りが可能。
- 図書館の資料と利用者の個人情報保護のため、専用の貸出袋(写真)に入っている。
- コンビニ受け取りの本はコンビニでも図書館でも返却可能。
- なお、貸出の時に図書館で借りた本(専用袋に入っていないもの、また専用袋がないもの)はコンビニに返却することはできない。
その他
編集統計データ
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所沢市立図書館要覧に記載あり 詳しくは以下のリンクのpdf55ページの図書館利用の統計データを参照されたい。 https://www.tokorozawa-library.jp/pdf/youran2019.pdf
参考文献
編集- 参考文献・書籍
- 『所沢市立所沢図書館要覧 2020 [10] 』 (2020年11月) 所沢市立所沢図書館編
- 『所沢市立所沢図書館要覧 昭和41・43年度〜 』(1966年)所沢市立所沢図書館編(貸出不可/本館3階参考室内閲覧のみ)
- 『所沢図書館関係記事資料』(1954年)所沢市立所沢図書館編(貸出不可/本館3階参考室内閲覧のみ)
- 『二千冊からの図書館』(1990年)増田久三著 9p.22cm(文部大臣賞受賞)
- 『所沢図書館の建設 経過の概要』(1981年7月)所沢市立所沢図書館編 25p. 25cm
- 参考サイト
- 「暮らしの中に図書館を ―所沢図書館本館の建設」(2007年9月)[1] -(公式サイト内「所沢の足跡」記事)
- メディアなどへの掲載
- 朝日新聞 2009年3月21日 -(所沢市のコンビニ図書館の取り組みについて)
脚注
編集- ^ a b c 2020年4月現在。
- ^ “【重要】視聴覚資料の貸出数変更のお知らせ”. 2022年8月18日閲覧。
- ^ 設置場所は当時の埼玉県立川越高等学校所沢分校2階の一室
- ^ 寿町9-7。この場所は所沢市立所沢小学校の正門向かいの敷地に当たり、現在はすべり台やブランコなどのある「寿町公園」になっている。
- ^ この頃の現本館の建設・経緯については、参考文献『所沢図書館の建設 経過の概要』を参照。
- ^ 所沢航空記念公園の記述・写真を参照。
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2007年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月23日閲覧。
- ^ 市民新聞ところさわ(NO.354 平成21年9月18日)
- ^ 松井小学校図書館について
- ^ 要覧 所沢図書館要覧は、毎年度11月頃に発行される。[1]