愛知県産業貿易館
愛知県名古屋市中区にあった、愛知県立の文化施設
愛知県産業貿易館(あいちけんさんぎょうぼうえきかん)は、かつて愛知県名古屋市中区にあった愛知県立の文化施設である。
愛知県産業貿易館(本館) | |
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情報 | |
用途 | 展示場、会議室[1] |
設計者 | 愛知県建築部[2] |
施工 | 清水建設株式会社[3] |
建築主 | 愛知県[2] |
管理運営 | 財団法人あいち産業振興機構[4] |
構造形式 | SRC造[3] |
敷地面積 | 5,792.09 m² [3] |
建築面積 | 3,853.94 m² [3] |
延床面積 | 26,330.47 m² [3] |
階数 | 地上6階、地下3階[3] |
竣工 | 1963年(昭和38年)3月[3] |
開館開所 | 1963年5月[1] |
所在地 |
〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内三丁目1番6号 |
座標 | 北緯35度10分39秒 東経136度54分7秒 / 北緯35.17750度 東経136.90194度座標: 北緯35度10分39秒 東経136度54分7秒 / 北緯35.17750度 東経136.90194度 |
概要
編集財団法人あいち産業振興機構が運営していた施設で本館と西館で構成され、展示場や会議室を備えていた[1]。
1963年(昭和38年)に開館し、1964年(昭和39年)には、本館が第5回BCS賞を受賞している[3]。西館は1974年(昭和49年)に建設された[1]。
愛知県産業貿易館と愛知県中小企業センター、愛知県勤労会館の老朽化を受けてこれらを集約した愛知県産業労働センター(ウインクあいち)が中小企業センターの跡地に整備され、産業貿易館は2009年9月末を以て閉館した[5]。2017年(平成29年)3月10日、愛知県産業貿易館本館跡を東海旅客鉄道(JR東海)に随意契約により36億円で売却することを愛知県議会が承認した[6][7]。JR東海は建物を解体し、中央新幹線名城変電所の用地とした[8]。西館は2019年に愛知県により解体され[8]、2023年現在コインパーキングとして利用されている[9]。
交通アクセス
編集脚注
編集- ^ a b c d 後藤欣之輔 1976.
- ^ a b 清水建設 2003.
- ^ a b c d e f g h “愛知県産業貿易館(BCS賞受賞作品)”. 日本建設業連合会. 2014年8月25日閲覧。
- ^ “公の施設の指定管理者制度の導入状況等に関する調査(調査票(2):指定の取消し等の事例)” (PDF). 総務省. 2014年8月27日閲覧。
- ^ 「来月開館、県産業労働センター 関係者ら350人見学」『中日新聞 朝刊 県内総合』中日新聞社、2009年9月25日、21面。
- ^ 竹田佳彦「県議会 本会議 JR東海に売却、可決 県産業貿易館本館、36億円」『中日新聞 朝刊 県内版』中日新聞社、2017年3月11日、26面。
- ^ 「愛知県、産業貿易館をJR東海に売却へ リニアの変電所建設」『日本経済新聞 地方経済面 中部』日本経済新聞社、2017年3月11日、7面。2023年7月26日閲覧。
- ^ a b 谷悠己「街が変わる 外堀通沿い 工事ラッシュ 丸の内地区 新施設建設 “顔”が一新」『中日新聞 朝刊 市民版』中日新聞社、2019年2月23日、22面。
- ^ 『コインパーキング駐車場《Paparking名古屋丸の内》OPEN』(プレスリリース)シーディアイ、2023年2月3日 。2023年7月26日閲覧。
- ^ a b c “<愛知・名古屋JOINT>ビジネスプラン発表会2009”. あいち産業振興機構・名古屋市新事業支援センター (2009年). 2023年7月26日閲覧。