悪態祭り(あくたいまつり)は、茨城県笠間市泉の愛宕山山腹にある愛宕神社の北に位置する飯綱神社の、参詣人の悪口が行事最中に飛び交う「悪態祭」の類型に入るである[2]。「悪退祭」とも表記される。愛宕神社は「悪退祭」が正しい呼び名であると述べている[3]。「祭」を茨城県では「マチ」と呼ぶことから、「悪態まち」とも呼ばれる[4][5]

悪態祭り
Curse Festival
イベントの種類 祭り
開催時期 12月第3日曜日
会場

茨城県笠間市

飯綱神社、愛宕神社、愛宕山
来場者数 約1100人(2016年12月19日開催時) [1]
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概要

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悪態祭りが行われる愛宕神社、飯綱神社がある愛宕山には13の天狗が住み着き、妖魔疫病から人々を守ったという伝説があり、祭りにおいても天狗が登場する [6][7]

天狗に扮した者らが愛宕山中のを巡り供物を捧げる。その道中、参詣者らが天狗に向かい「バカヤロー!」「しっかり歩け!」等の悪口を浴びせる。天狗は無言の行をしているので言い返さない。参詣者同士でも罵り合いが起こる。なぜか、「格好いいぞー!」「ありがとう!」等の声援めいた掛け声もかかる。祠に捧げられた供物は御利益があるとのことから、捧げられた直後に参詣者間で壮絶な奪い合いが起こる。祭りのクライマックスは愛宕神社の境内での、天狗からの菓子のばらまきで、餅等を求める参詣者の野次と奪い合いで盛り上がる。最後は参加者全員の「バカヤロー!」大唱和で締める、といった光景が繰り広げられる祭りである[8][9][10][11]。地元では日本三大奇祭の一つ、と広報している[12]

祭の開催日は慣例では旧暦11月14日となっているが、2006年からは12月の第3日曜日に開催されるようになっている[13]。昔は深夜に行われていたが、今は日中に行われており、2016年12月18日での開催時間は、13時30分から16時までであった[2]

現在の行事内容

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2005年(平成17年)以降、行事内容を伝える記事・映像等がいくつか存在しており、それらから窺える現在の行事内容は以下のとおりである[3][10][11][14][15]

氏子達13名は愛宕神社社務所白装束マスクを着用し大天狗1名、小天狗12名に扮装する。本殿で無言の神事が行われ、天狗に供物が手渡される。供物は板製のお膳、硬貨和紙で包んだ餅、カワラケである。カワラケは素焼きのである。記録映像では他にすりつぶしたも供物に加えている様子も見られる。お膳とカワラケはゴザに包まれ天狗に渡される。天狗の内1名は餅と硬貨とすりつぶした米を入れた箱を持つ。

神事が終わると、天狗13名と神職1名が車で愛宕山の麓まで下り祠への巡拝が始まる。この時、小天狗は青を持っている。これは供物を奪おうとする参詣者を叩く為のものである。供物を捧げるべき祠は以下の18箇所である。但し、8番目の石尊様は礼拝が事前に行わている。又、最後の御泉井神は巡拝場所に含まれてはいるが祭り当日に巡拝を行っている様子は資料から見つけることが出来ない[注釈 1]。ゆえに祭りで巡拝する祠は16箇所であり、16箇所の祠を巡る距離は約4キロメートルである。

  1. 水神様 祭りの出発点であり、五霊池近くにある[16]北緯36度17分10秒 東経140度15分42秒 / 北緯36.286228度 東経140.261784度 / 36.286228; 140.261784 (笠間市泉:水神様)
  2. 毘沙門 毘沙門天を司る[16]北緯36度17分09秒 東経140度15分54秒 / 北緯36.285778度 東経140.265137度 / 36.285778; 140.265137 (笠間市泉:毘沙門)
  3. 睨み不動(東) 上水配水施設脇に出る山道にある[16]北緯36度17分25秒 東経140度15分48秒 / 北緯36.290290度 東経140.263207度 / 36.290290; 140.263207 (笠間市泉:睨み不動(東))
  4. 睨み不動(西) 3と道を挟み設置されている[16]北緯36度17分25秒 東経140度15分47秒 / 北緯36.290280度 東経140.263168度 / 36.290280; 140.263168 (笠間市泉:睨み不動(西))
  5. 春日様 愛宕山頂に登る車道の二の鳥居を少し登った斜面にある。奈良県春日大社を勧請している[16]北緯36度17分29秒 東経140度15分31秒 / 北緯36.291429度 東経140.258733度 / 36.291429; 140.258733 (笠間市泉:春日様)
  6. 松毬不動 百石段入口から車道を少し下った斜面にある。大聖不動明王を祀っており、"松から不動さん"と愛称される[16]北緯36度17分27秒 東経140度15分20秒 / 北緯36.290893度 東経140.255558度 / 36.290893; 140.255558 (笠間市泉:松毬不動)
  7. 軍陀利様 百石段を入口から少し登った場所にある。軍荼利明王を祀る[16]北緯36度17分26秒 東経140度15分17秒 / 北緯36.290554度 東経140.254714度 / 36.290554; 140.254714 (笠間市泉:軍陀利様)
  8. 石尊様 天狗修行の地とされる。この場所が事前に参拝されている。北緯36度17分29秒 東経140度15分19秒 / 北緯36.291422度 東経140.255410度 / 36.291422; 140.255410 (笠間市泉:石尊様)
  9. 百石段不動 百石段の中程にある。"百かぎ不動"と呼ばれ不動明王を祀る[16]北緯36度17分28秒 東経140度15分16秒 / 北緯36.291132度 東経140.254559度 / 36.291132; 140.254559 (笠間市泉:百石段不動)
  10. 愛宕神社 ここでは拝殿内に天狗達が上がり神事が執り行われている。北緯36度17分30秒 東経140度15分17秒 / 北緯36.291656度 東経140.254587度 / 36.291656; 140.254587 (笠間市泉:愛宕神社)
  11. 飯綱神社北緯36度17分31秒 東経140度15分17秒 / 北緯36.291995度 東経140.254586度 / 36.291995; 140.254586 (笠間市泉:飯綱神社)
  12. 松尾神社 京都の松尾神社が本社である。造りの神を祀る[16]北緯36度17分31秒 東経140度15分16秒 / 北緯36.291942度 東経140.254440度 / 36.291942; 140.254440 (笠間市泉:松尾神社)
  13. 六角殿 北緯36度17分32秒 東経140度15分17秒 / 北緯36.292091度 東経140.254592度 / 36.292091; 140.254592 (笠間市泉:六角殿)
  14. 十三天狗祠 この祠には巡拝に出る前にあらかじめ生きた甘酒の入った筒が供えられる。北緯36度17分32秒 東経140度15分17秒 / 北緯36.292108度 東経140.254598度 / 36.292108; 140.254598 (笠間市泉:六角殿)
  15. 竜神北緯36度17分31秒 東経140度15分17秒 / 北緯36.291935度 東経140.254673度 / 36.291935; 140.254673 (笠間市泉:竜神様)
  16. 出雲神社 大国主命を祀る[16]北緯36度17分31秒 東経140度15分17秒 / 北緯36.291849度 東経140.254696度 / 36.291849; 140.254696 (笠間市泉:出雲神社)
  17. 阿夫利神社 大山祇大神(オオヤマツミ)を祭神とする神奈川県伊勢原市大山阿夫利神社に繋がる。北緯36度17分31秒 東経140度15分17秒 / 北緯36.291845度 東経140.254792度 / 36.291845; 140.254792 (笠間市泉:阿夫利神社)
  18. 御泉井神

各祠では供物を我先に奪おうとする参詣者が先回りして周りを取り囲んでいる。天狗は彼らをかき分け、神職が通る道を開ける。そして天狗が持っている藁ゴザが祠の前で開かれ、そこに餅等の供物入れた箱を持った天狗が餅等をカワラケの上に置き、神職の無言の祝詞が始まる。その祝詞が終わるか終わらないうちに参詣者が供物を横さらいする。時に参詣人同士で激しい争奪が起こる。

天狗達の巡拝には悪口を言う役の者が同行して、参詣人を煽っている。

最後の祠への巡拝が終わると神職と天狗達は愛宕神社に戻る。天狗達は白マスクから天狗の面に付け替えてから、境内に集まった参詣者への餅まきを始める。巡拝中持っていた青竹も参詣者に与えられ、祭りは終了する。

由来・歴史

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悪態祭りの由来についてはそれを伝える史料が見つかっておらず、確たるものは不明である[17]。その中で言い伝えや説としては以下のようなものがある。

  • 愛宕神社では、村人の不満を探る為に、悪口を自由に言える無礼講の祭りを江戸時代中期に(当時は土浦藩が当地を治めていた)の役人が始めたと言い伝えている[4][14]
  • 怨霊疫病を退散する祭りの、"悪退祭"が転じたものとする説[14][17]
  • 嬥歌(カガイ)の一種であるとする説[14][17]。嬥歌は歌垣東国方言で、の自由恋愛の行事である[18]
  • 修験者が論戦をしたとの故事にならったものとする説[4]
  • 強い天狗を悪口で言い負かせるような、より強い人間には妖魔も逃げだし幸運が訪れる、とする説[4]
  • 愛宕神社宮司は、この社に落ち延びた京都の公卿一族が、領主についての不平不満を村民達から聴聞した出来事が後々祭りに繋がった旨の話をしている[4]

1941年昭和16年)までは昔どおりの習わしで、深夜に男性のみで行われていた[注釈 2]。そのかつての行事内容は下記のとおりである[3][4][17][19][20][21][22][23]

かつての行事内容

五霊地区の壮年男子で、配偶者妊娠中である者、又、家族に忌み事のある者を除いた者から十三天狗の成り手が選ばれる。十三天狗に選ばれた者達は祭りの7日前から愛宕山麓にある行屋(今は無い「密蔵院」と呼ばれていた真言宗の寺[24]の敷地内にこの行屋はある)に籠もり精進潔斎をして、供物を作るなど祭りの準備をする。

祭りは旧暦11月14日の夜から11月15日の丑の刻にかけて行われる。14日の夜には一般の参詣人が県内外から愛宕山に集まり、彼らは焚き火等の明かりの下、悪態を言い合いながら刻限を待つ。悪態をつくのは、相手を言い負かすことができれば幸運が訪れるとされているからである。

午前1時頃[注釈 3]になると愛宕神社からドーンドーンと太鼓が鳴り響く。これを「火しめし」の太鼓と呼び、これを合図に騒然としていた山は静まり返り、焚き火等の灯りは全て消される。そして白装束の天狗達が行屋を飛び出し神職と共に、各祠を巡りながら山頂を目指し、参詣人がそれに続く。天狗達は各祠で供物を供えるが、これを参詣人が奪いとる。天狗は手にした青竹で参詣人を押し返したり、時には叩いたりする。また、参詣人は天狗へも悪口を浴びせては天狗に叩かれたりする。

巡る祠は、水神→毘沙門→にらみ不動(東・西)→春日様→松毬不動→軍陀利様→百カギ不動(百階段不動)とまず巡り、愛宕神社で休んだ後、飯綱神社→松王様(松尾神社)→六角堂→十三天狗祠→竜神様→大黒様(出雲神社)→東の宮である。

各祠への巡拝が終わると天狗達は麓の行屋に戻り、羽抜きの行事後、直会し、祭りは終了する。

深夜に開催されていた当時の祭りを知る者は「今ではとても言えない、聞くに堪えない悪口ばかり。顔が見えないからなんでも言えた」と回想している[25]

祭りの開催は第二次世界大戦で一時中断された。戦後の再開状況について茨城県教育委員会の報告書では、"戦後からは昼間に開催されるようになったが一部の参詣者が祭り中に騒ぎを起こしたため、祭りの開催が中断され再々開されたのは近年になってからである"、との内容を記している[14]。戦後の状況については他の資料に以下のような情報がある。

  • 戦後しばらくは昔のように旧暦11月14日の深夜に開催した[26]
  • 祭りは昭和20年頃に中断し、2012年の10年前(つまり2002年)に復活した[10]
  • 祭りは約40年間中断され、平成になってから再開された。再開当初は規模を縮小していた[25]

これらの資料で述べられている"中断"とされる状態であるが、愛宕神社宮司は"種々の事情で供物を奪い合う等の激しい行事内容は中止になり、昭和20年代より昼間に本社境内だけで祭事を行っている"旨の記述をしている[27]。また他の資料においても、祭りが昼間小規模で開催されている事が記述されている[21][28]

上記の情報を組み合わせると、戦後の悪態祭りは、次のような推移を辿ったことが推測される。すなわち、戦後再開され、しばらくは深夜に開催したが、一部の参詣者の騒動により、昭和20年頃に昼間に愛宕神社周辺のみで小規模に行う形式に変更された。平成に入り昼間に愛宕山麓から出発する現在の内容に規模を広げて開催されるようになった、である。

平成に再々開された悪態祭りでは、かつてのように悪口を言う人が少なくなり盛り上がりにかけていた。そこで地元ではハンドスピーカーで悪口を言う先導役を同行させ、参詣者の悪口を引き出すなどの工夫をしている[25]。笠間市も悪態祭りを観光資源として積極的に活用する動きを見せており、悪態祭りに参加するツアーの誘致や、著名なユーチューバーに依頼しての祭りの動画配信などを行っている[25][29]。 また近年は、テレビの複数のニュースバラエティー番組等で祭りの様子が取り上げられ露出が増えている[30]

これらの効果で悪態祭りの参加者は2011年には約200人だったのが2013年には約1000人になり、その後も1000人以上の参加者が訪れるなど、増加している[1][25][31]

近年の祭りに参加した者達からは、「普段は叫ぶことがないのですっきりした[32]、「普段出せない大声を出せた[33]等の感想があがっている。

天狗の山の奇祭は姿を変えながらも、不思議な魅力で人々を引き寄せている。

脚注

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  1. ^ a b “罵声浴びせ供え物奪う 笠間「悪態まつり」”. 茨城新聞. (2016年12月19日). http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14820602072705 2017年3月1日閲覧。 
  2. ^ a b 悪態まつり”. 笠間市公式ホームページ. 2017年2月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月18日閲覧。
  3. ^ a b c 世森かん奈 (2006-10). “祭のかたち-茨城県岩間町愛宕神社悪退祭調査報告”. 御影史学論集 31: 59-67. 
  4. ^ a b c d e f 更科公護 (1971-11). “愛宕様の悪態祭りについて”. 茨城の民俗 10: 87-90. 
  5. ^ 『茨城県大百科事典』茨城新聞社、1981年10月、8-9頁。 
  6. ^ 愛宕山紹介・天狗伝説”. 笠間観光協会. 2017年2月18日閲覧。
  7. ^ 愛宕山の十三天狗”. 笠間市公式ホームページ. 2017年2月18日閲覧。
  8. ^ 天狗に向かってばかやろう!愛宕神社の奇祭「悪態まつり」”. 大好きいばらき県民会議公式ホームページ. 2017年2月18日閲覧。
  9. ^ 【奇祭】東スポ記者が茨城「悪態まつり」に潜入!!”. 東スポWEB. 東京スポーツ新聞社 (2013年12月17日). 2017年2月18日閲覧。
  10. ^ a b c 【日本三大奇祭】参加者がただひたすら悪態をつきまくる奇祭「悪態まつり」に潜入してきたぞばかやろー!”. ねとらぼ (2012年12月18日). 2017年2月18日閲覧。
  11. ^ a b 笠間チャンネル:悪態まつり”. 笠間市公式ホームページ. 2017年2月19日閲覧。
  12. ^ 悪態まつり”. 笠間観光協会. 2017年2月17日閲覧。
  13. ^ “笠間で奇祭「悪態祭」 天狗に向けて「バカヤロー」”. 茨城新聞: p. 19. (2006年12月19日) 
  14. ^ a b c d e 茨城県教育庁文化課 (2010). “悪態祭り”. 茨城県の祭り・行事 : 茨城県祭り・行事調査報告書. 茨城県教育委員会. pp. 228-230. http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/welcome/soshiki/soshiki/bunka/maturi/akutai.pdf 
  15. ^ 映像でわが町をつくる会 (2011). 平成23年度愛宕山の『悪態祭り』. 映像でわが町をつくる会 
  16. ^ a b c d e f g h i j 成田英光 (2008-4-10). “愛宕山の天狗伝説と悪態祭”. いわま (岩間歴史懇話会) 1: 6-11. 
  17. ^ a b c d 島田栄 (1982-4-20). “愛宕神社の悪態祭”. 史料いわま 10: 4-5. 
  18. ^ 万葉神事語辞典”. 國學院大学デジタル・ミュージアム. 2017年3月4日閲覧。
  19. ^ 茨城県教育庁文化課 (2010). “悪態祭り”. 茨城県の祭り・行事 : 茨城県祭り・行事調査報告書. 茨城県教育委員会. p. 290. http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/welcome/soshiki/soshiki/bunka/maturi/akutai.pdf 
  20. ^ 石塚眞『茨城県の不思議事典』新人物往来社、1995年6月、117頁。 
  21. ^ a b 「悪態祭り」『岩間町の年中行事(岩間町史資料集 第2号)』岩間町教育委員会、1983年1月、59-60頁。 
  22. ^ 岩間町史編さん資料収集委員会『図説岩間の歴史』岩間町、1991年3月、210-211頁。 
  23. ^ 「天狗伝説を生んだ修験道場(桜と天狗の山・愛宕山)」『常陽藝文』第131巻、1994年4月、4-6頁。 
  24. ^ 『岩間町史』2002年1月、1041-1043頁。 
  25. ^ a b c d e “膨らむ観光客、しぼむ罵声 笠間「悪態まつり」あす開催”. 朝日新聞(茨城版): p. 22. (2014年12月20日) 
  26. ^ “天狗の山 今も活気 愛宕山【街がたり人がたり 笠間市(2)”. 朝日新聞(茨城版): p. 31. (2007年1月31日) 
  27. ^ 島田徳治「悪態祭り」『茨城の神事』茨城新聞社、1989年7月。 
  28. ^ 岩間町史編さん資料収集委員会「アクタイ祭り」『いわまの伝え話』岩間町教育委員会、1986年、15-16頁。 
  29. ^ “ユーチューバー笠間PR 観光客増目指す市”. 毎日新聞(茨城版): p. 27. (2015年12月22日) 
  30. ^ テレビ紹介情報:悪態まつり”. 価格.com. 2017年2月17日閲覧。
  31. ^ “天狗に罵声、ご利益祈る 笠間で悪態まつり”. 茨城新聞: p. 20. (2014年12月22日) 
  32. ^ 悪態まつり 一斉に「大バカヤロー」茨城の愛宕神社”. ニュースサイト「毎日新聞」 (2015年12月20日). 2017年2月27日閲覧。
  33. ^ 「バカヤロー」怒鳴り憂さ晴らす 笠間・愛宕神社で「悪態まつり」”. 東京新聞TOKYO web (2016年12月20日). 2017年2月27日閲覧。

関連文献

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図書
  • 茨城県教育庁文化課「悪態祭り」『茨城県の祭り・行事 : 茨城県祭り・行事調査報告書』茨城県教育委員会、2010年、228-230,290頁http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/welcome/soshiki/soshiki/bunka/maturi/akutai.pdf [注釈 4]
  • 「悪態祭り」『岩間町の年中行事(岩間町史資料集 第2号)』岩間町教育委員会、1983年1月、59-60頁。 
  • 岩間町史編さん資料収集委員会『図説岩間の歴史』岩間町、1991年3月、210-211頁。 
  • 岩間町史編さん資料収集委員会「アクタイ祭り」『いわまの伝え話』岩間町教育委員会、1986年、15-16頁。 
  • 石塚眞『茨城県の不思議事典』新人物往来社、1995年6月、117頁。 
  • 島田徳治「悪態祭り」『茨城の神事』茨城新聞社、1989年7月。 
  • 今瀬文也「愛宕神社」『茨城242社寺ご利益ガイド』茨城新聞社、1987年10月。 
  • 松倉鶴雄「(付録)愛宕神社案内記」『岩間便覧』1911年4月。 
  • 岩間郷土史料研究会『岩間今昔誌』岩間郷土史料研究会、1935年、83-84頁。 
  • 岡本薫「第十六話 悪態祭の接吻試合(常陸)」『風流諸国炬燵話』文芸評論社、1957年、154-160頁。 
雑誌記事
  • 更科公護 (1971-11). “愛宕様の悪態祭りについて”. 茨城の民俗 10: 87-90. 
  • 世森かん奈 (2006-10). “祭のかたち-茨城県岩間町愛宕神社悪退祭調査報告”. 御影史学論集 31: 59-67. 
  • 島田栄 (1982-4-20). “愛宕神社の悪態祭”. 史料いわま 10: 4-5. 
  • “天狗伝説を生んだ修験道場(特集【桜と天狗の山・愛宕山】)”. 常陽藝文 131: 4-6. (1994-4). 
  • 成田英光 (2008-4-10). “愛宕山の天狗伝説と悪態祭”. いわま (岩間歴史懇話会) 1: 6-11. [注釈 5]
  • 吉原春園 (1913-9). “悪態祭:調査及報告”. 郷土研究 (郷土研究社) 1 (7): 56. 
新聞記事
  • “天狗の山 今も活気 愛宕山【街がたり人がたり 笠間市(2)”. 朝日新聞(茨城版): p. 31. (2007年1月31日) 
  • “膨らむ観光客、しぼむ罵声 笠間「悪態まつり」あす開催”. 朝日新聞(茨城版): p. 22. (2014年12月20日) 
  • 更科公護 (1971年3月11日). “悪態祭(連載【奇習奇祭】)”. 朝日新聞(茨城版): p. 16(又は18) 
ビデオ・DVD
  • 映像でわが町をつくる会 (2011). 平成23年度愛宕山の『悪態祭り』. 映像でわが町をつくる会 [注釈 6]
  • 気軽にハイキング 春の岩間町を訪ねて(おはよう茨城 No.1034(2002年4月7日放送)) [注釈 7]
  • 受け継がれるいばらきの奇祭 (おはよう茨城 No.1272(2007年1月14日放送)) [注釈 8]
インターネット

注釈

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  1. ^ 愛宕神社内の池には「悪態祭巡拝路 御泉井神入口」の看板が立っている
  2. ^ ほとんどの資料で、かつての悪態祭りは女人禁制であった、としているが、柳田國男らが創刊した『郷土研究』1巻7号(1913年9月)の「資料及報告:悪態祭」(吉原春園著)は悪態祭について"一村男女総出で、・・・・山に押し上る"と書いている。また、創作風ではあるが1957年発行の『風流炬燵話』(岡本薫著)には幕末の頃の悪態祭りの夜に、男女が山に登ってひと悶着起こした話が載っている。
  3. ^ 「史料いわま」は午前3時頃としている
  4. ^ この図書では2008年の開催日を11月21日(日曜日)としているが、それは茨城県教育委員会の記載誤りである。正しくは12月21日に開催されている(茨城新聞,2008-12-22,19p)。
  5. ^ 笠間市立図書館所蔵
  6. ^ 笠間市立図書館所蔵DVD
  7. ^ 茨城県立図書館所蔵ビデオ
  8. ^ 茨城県立図書館所蔵ビデオ

関連項目

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外部リンク

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