恵山 (砕氷艦)
大日本帝国海軍が建造を計画した砕氷艦
概要
編集日本海軍は砕氷艦大泊の運用経験を元に、より大型の新型砕氷艦の建造を計画した。この新型砕氷艦は1942年(昭和17年)度の⑤計画において仮称第846号艦として1隻が室蘭造船所にて建造を予定されていた。その後、ミッドウェー海戦による改⑤計画への移行に伴い、新たに仮称第5419号艦として1隻の建造が予定され、設計も完了していたが、着工される事は無かった。なお、「恵山」は第5419号艦に予定されていた艦名である。
諸元
編集- 基準排水量:7,040t
- 機関:レシプロ機関 9,000馬力
- 速力:17kt
- 武装:
- 12.7cm連装高角砲2基
- 25mm三連装機銃4基
- 搭載航空機:水上偵察機1機
- その他:1mの砕氷能力
関連項目
編集参考文献
編集- 福井静夫『日本補助艦艇物語』(光人社、1993年 ISBN 4769806582)233~234頁
- 片桐大自『聯合艦隊軍艦銘銘伝』(光人社、2003年 ISBN 4769811519)603頁