忠臣蔵 (1932年の映画)
1932年制作の日本の映画作品
『忠臣蔵』(ちゅうしんぐら)は、1932年(昭和7年)12月1日公開の日本映画である。松竹製作・配給。監督・脚本は衣笠貞之助。モノクロ、スタンダード、139分。
忠臣蔵 | |
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監督 | 衣笠貞之助 |
脚本 | 衣笠貞之助 |
原作 | 衣笠貞之助 |
出演者 |
阪東寿三郎 林長二郎 市川右太衛門 田中絹代 岡田嘉子 |
撮影 | 杉山公平 |
製作会社 | 松竹下加茂撮影所 |
配給 | 松竹キネマ |
公開 | 1932年12月1日 |
上映時間 | 139分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作費 | 8万円 |
忠臣蔵映画の中では初のトーキー映画で、松竹オールキャスト・製作日数80日・総製作費は(当時の金額の)8万円で製作された[1][2]。前篇の「赤穂京の巻」、後篇の「江戸の巻」の2部構成で、公開時は3時間半ほど(全20巻[2])の作品だったが、現存するのは東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵の139分尺のポジフィルムのみである。第9回キネマ旬報ベスト・テン第3位。
スタッフ
編集キャスト
編集- 大石内蔵之助:阪東寿三郎
- 浅野内匠頭 / 吉田沢右衛門:林長二郎
- 脇坂淡路守 / 垣見五郎兵衛:市川右太衛門
- 勝田新左衛門:坂東好太郎
- 大石瀬左衛門:高田浩吉
- 吉良上野介:上山草人
- 柳沢出羽守:岡譲二
- 大野九郎兵衛:岩田祐吉
- 千阪兵部:藤野秀夫
- 大石主税:滝口新太郎
- 小林平八郎:尾上栄五郎
- 堀部弥兵衛:野寺正一
- 大久保権右衛門:武田春郎
- 斎藤宮内:新井淳
- 笠原長太郎:押本映治
- 上杉綱憲:島田嘉七
- 加藤遠江守:結城一朗
- 矢頭右衛門七:阪東寿之助
- 大野九十郎:実川正三郎
- 間十次郎:小笠原章二郎
- 小山源五左衛門:関操
- 大竹重兵衛:志賀靖郎
- 片岡源五右衛門:坪井哲
- 上杉家家老:高堂國典
- 不破数右衛門:斎藤達雄
- 外村源左衛門:小林十九二
- 幇間狸六:日守新一
- 大高源吾:大山健二
- 梶川與惣兵衛:宮島健一
- 碇床主人:小倉繁
- 進藤源四郎:高松錦之助
- 大野家用人:小泉嘉輔
- 清水一学:中村吉松
- 堀部安兵衛:小林重四郎
- 多門傳八郎:沢井三郎
- 韋駄天の猪公:広田昴
- 千阪家用人:永井柳太郎
- 江戸っ子の熊公:山路義人
- 早水藤左衛門:日下部龍馬
- 神崎与五郎:冬木京三
- 貝賀助右衛門:中村福松
- 大野派の梶村:石原須磨男
- 碇床小僧:三井秀夫、阿部正三郎
- 餓鬼大将:突貫小僧
- 大三郎:菅原秀雄
- 八重:田中絹代
- 瑤泉院:川崎弘子
- 芸妓小妻:飯塚敏子
- おるい:岡田嘉子
- お陸:川田芳子
- 不破の妻縫:飯田蝶子
- 浮橋太夫:八雲恵美子
- 戸田局:柳さく子
- おるいの母親:鈴木歌子
- 勝田の妻光:千早晶子
- 大野九十郎の妻:井上久榮
- 芸妓信香:河上君栄
- 右衛門七の母親くに:中川芳江
脚注
編集- ^ スターと監督 長谷川一夫と衣笠貞之助「忠臣蔵」、東京国立近代美術館フィルムセンター、2015年3月6日閲覧
- ^ a b 鈴木晰也『人生仕方ばなし 衣笠貞之助とその時代』、ワイズ出版、2001年