徳島フェリー(とくしまフェリー)は、共同汽船[1]共正汽船の2社が共同運航していたフェリー航路。当時、阪神 - 徳島・小松島間の旅客船航路を運航していた三社のうち、関西汽船を除く二社によって開設された。

沿革

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  • 1965年8月20日 - 新造フェリー「あわ丸」「いずみ丸」の2隻で航路開設[2]
  • 1969年10月 - 新造フェリー「とくしま丸」就航により増便。(3隻11往復)
個札(徒歩)旅客の取扱開始、南海電気鉄道との船車連絡開始[3]

航路

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  • 深日港 - 徳島港(距離63km)[4]
  • 所要時間 2時間30分
  • 運賃(廃止時)大人2等 1,410円 2等特別室使用料 940円[5]
  • 深日港と四国を結ぶ航路としては、1948年から1956年まで関西汽船のち南海観光汽船による小松島航路(旅客船)が存在した[3]が、直接の関連はない。

船舶

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  • あわ丸 (共同汽船)
波止浜造船建造、1965年8月竣工、1965年8月20日就航、1987年日本船舶明細書より削除[6]
1,051.22総トン、全長68.07m、幅14.8m、深さ4.4m、主機ディーゼル2基、機関出力3,000ps、最大速力16.5ノット、航海速力15ノット
船客定員595名、トラック26台
  • いずみ丸 (共正汽船)
1965年竣工、1965年8月20日就航、2000年フィリピンへ売船[6]
  • とくしま丸 (共同運航)
三菱重工業下関造船所建造、1969年10月竣工、1969年10月就航、1999年ベリーズへ売船[6]
1,257.1総トン、全長69.51m、幅14.8m、深さ4.5m、主機ディーゼル2基、機関出力3,720ps、最大速力16.97ノット、航海速力15.1ノット
船客定員618名、乗用車9台トラック22台

脚注

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  1. ^ 開設当時の社名は阿波国共同汽船
  2. ^ 世界の艦船別冊 日本のカーフェリー-その揺籃から今日まで-p.318(海人社,2009)
  3. ^ a b 鉄道ピクトリアルNo.615-1995年12月臨時増刊号 pp.130-135 中沢良夫「南海淡路ライン盛衰記」
  4. ^ 日本旅客船協会編集 全国フェリー・旅客船ガイド1987上期号p.102(日刊海事通信社,1986)
  5. ^ JTB時刻表1993年5月号p.821
  6. ^ a b c 世界の艦船別冊 日本のカーフェリー-その揺籃から今日まで-p.180(海人社,2009)

関連項目

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