彦坂 裕(ひこさか ゆたか、1952年 - )は、日本の建築家環境デザイナー。 (株)スペースインキュベータ代表。環境デザインや空間設計のほか、都市等 にかかわる仕事を展開。デザインに加えプロデュースやコンセプトワークと研究開発にまで関わる多層的な活動を展開している。

東京教育大学附属高校東京大学工学部卒業。1978年東京大学大学院工学系研究科修士課程を修了し、スペースインキュベータを創設。これまでに、つくば博大阪花博などに関与、また愛知万博の長久手日本館、瀬戸日本館を始め8つの博覧会で政府出展事業のクリエイティブ統括ディレクターを務める。愛知万博では日本館を設計。上海国際博覧会では博覧会計画委員で、上海万博日本館を手がける。

その他建築作品に、玉川高島屋ショッピングセンター(20周年のリニューアル)、日立市科学館、花と緑の博覧会大輪会水のファンタジアム、高木盆栽美術館東京分館、NTTインターコミュニケーション・センター茂木本家美術館、など。

著書に、空間のグランド・デザイン ISBN 4-87893-174-4、1992、二子玉川アーバニズム―玉川高島屋SC界隈の創造と実験(編著)。 訳書に合理主義の建築家たち(デニス・シャープ 彰国社 1985)近代都市 The cities=new illustrated ser (フランソワーズ・ショエ 井上書院 1983)などがある。

参考文献

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  • 彦坂裕 『建築の変容 ネオモダンあるいはポスト[都市]の建築生理学』INAX出版 (1992年)
  • 彦坂裕 『シティダスト・コレクション―テクノロジーと空間神話』 勁草書房

関連人物

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