平実世
平 実世(たいら の さねよ)は、平安時代前期の貴族。初名は実世王。桓武天皇の第十二皇子、大宰帥・仲野親王の子。官位は従四位上・山城権守。
時代 | 平安時代前期 |
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生誕 | 不詳 |
死没 | 不詳 |
改名 | 実世王→平実世 |
官位 | 従四位上、山城権守 |
主君 | 陽成天皇 |
氏族 | 桓武平氏 |
父母 | 父:仲野親王 |
兄弟 | 茂世王、輔世王、基世王、当世王、季世王、秀世王、房世、潔世王、実世、十世王、班子女王、在世王、康世王、利世、惟世、胤世王、宜子女王 |
子 | 景行、秋雪、申如、廉住、女子 |
経歴
編集従四位下に直叙された後、元慶元年(877年)陽成天皇の即位と斎内親王の卜定を伝達するために伊勢大神宮へ派遣されている。翌元慶2年(878年)大学頭に任ぜられる。摂津守を経て、元慶6年(882年)には子の景行・秋雪・申如・廉住らと共に平朝臣姓を賜姓されて臣籍降下する。まもなく山城権守に遷り、元慶7年(883年)には従四位上に至っている。
官歴
編集『日本三代実録』による。