幣立神社
熊本県上益城郡山都町大野に鎮ある神社
(幣立神宮から転送)
幣立神社(へいたてじんじゃ)、幣立神宮(へいたてじんぐう)は、熊本県上益城郡山都町大野に鎮座する神社。日の宮(ひのみや)ともいう。旧社格は郷社。
幣立神社 | |
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所在地 | 熊本県上益城郡山都町大野712 |
位置 | 北緯32度41分13.4秒 東経131度08分08.6秒 / 北緯32.687056度 東経131.135722度座標: 北緯32度41分13.4秒 東経131度08分08.6秒 / 北緯32.687056度 東経131.135722度 |
主祭神 |
神漏岐命 神漏美命 |
社格等 | 旧郷社 |
創建 | 不詳 |
別名 |
幣立神宮 日の宮 幣立宮 |
例祭 | 9月15日 |
地図 |
由緒
編集社伝によれば、神武天皇の孫である健磐龍命が、阿蘇に下向した際この地で休憩し、眺めがとても良い場所であると、幣帛を立て天神地祇を祀ったという[1]。
その後、延喜年間(901年 - 923年)、阿蘇大宮司友成が神殿を造営し伊勢両宮を祀り幣立社と号した。天養元年(1144年)には、阿蘇大宮司友孝が阿蘇十二神を合祀し大野郷の総鎮守とした[2]。
現在の社殿は、享保14年(1729年)、細川宣紀により改修されたもの。明治6年(1873年)郷社に列した[3]。
明治37年(1904年)2月、日露戦争開戦に当たり日本全国の8ヶ所の神社に戦勝祈願せよとの神示が宮中に降ったとされ、その中に当神社が含まれていたという。当時無名だった当神社以外の7つの神社はいずれも各地の有名な一の宮であったことから、これに感激した氏子がこの記念として、この時記念樹として植えた「日露の大役・記念の真木」という木が境内にある。
なお、天孫降臨の伝承を持つ高千穂にも近く、他にも様々な神話や伝承などが伝わっており、超古代史研究家や一部の宗教家から注目されている。
祭神
編集例祭日
編集御神木
編集- 万世一系の天神木 - 社殿横。ヒノキ。
- 五百枝杉 - 参道沿い。スギ。
交通アクセス
編集- 熊本桜町バスターミナルより熊本バス[M3-2]通潤山荘ゆきに乗車し「浜町」下車、そこから山都町コミュニティバス馬見原ゆきに乗り換え「幣立宮前」下車すぐ
- 熊本桜町バスターミナルより九州産交バスたかちほ号に乗車し「馬見原中鶴」下車、徒歩30分(2.4㎞)。
- 九州中央自動車道山都通潤橋インターチェンジから16㎞。
出典
編集参考文献
編集関連事項
編集外部リンク
編集- 高天原 日の宮・幣立神宮について(熊本県観光課HP)