常照寺 (香取市)
千葉県香取市にある臨済宗妙心寺派の寺院
常照寺 | |
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常照寺 | |
所在地 | 千葉県香取市佐原イ1051 |
位置 | 北緯35度53分23.2秒 東経140度29分27.3秒 / 北緯35.889778度 東経140.490917度座標: 北緯35度53分23.2秒 東経140度29分27.3秒 / 北緯35.889778度 東経140.490917度 |
宗旨 | 臨済宗 |
宗派 | 臨済宗妙心寺派 |
本尊 | 聖観世音菩薩 |
法人番号 | 8040005013028 |
概要
編集常照寺は佐原字天神下にある臨済宗妙心寺派の寺院で、本尊は聖観世音菩薩、香取市与倉の大龍寺の末寺である。戦国時代に与倉村遠崎に創建されたと伝えられる。明和年中に一燈禅師により佐原村に開山[1]。
螟蛉(めいれい)塾
編集本寺で幕末から1887年(明治20年頃)まで、朱子学の栗本義喬(大橋訥庵の門人並木栗水の弟子[2]、のちの第一高等学校 (旧制)の漢学教授、宇都宮中学校校長[3])が漢学塾「螟蛉(めいれい)塾」を開いていた[2]。塾では四書五経、左伝、史記、小学、十八史略、論語、孟子、孝経などの素読や講義がなされていた[4]。ここで学んだ者には、菊池晋二(惺堂)(大橋訥庵孫、のちの東海銀行(東京)取締役)、益田祐之(のちの福岡県中学修猷館漢文教諭)、内野五郎三(集書家)、新村出(7才から10才までの間学ぶ、広辞苑編纂者)らがいる[5]。新村出は「諏訪の岡のふもとの鄙の寺子屋にただ漢籍の物学びせし」など佐原時代を回顧する歌を複数詠んでいる[6]。