帯谷知可
日本の歴史学者
帯谷 知可(おびや ちか、1963年 - )は、日本の歴史学者。専門は中央アジア近現代史、中央アジア地域研究。京都大学東南アジア地域研究研究所教授。元地域研究コンソーシアム事務局長。
人物・経歴
編集神奈川県生まれ[1]。1986年東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業[2]。もともと井上靖の小説が好きで、NHK特集 シルクロードなどがきっかけとなりシルクロードに関心を持ち、大学院で山内昌之や小松久男の授業を受け、中央アジア地域研究の道を進もうと決意した[3]。
1990年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程修了、学術修士[2][4]。1991年同博士課程中退[1][4]、東京大学教養学部助手[4]。
1994年外務省在ウズベキスタン日本国大使館専門調査員。1996年国立民族学博物館地域研究企画交流センター助手。2002年同助教授。2006年京都大学地域研究統合情報センター助教授。2007年同准教授[2]。2011年地域研究コンソーシアム事務局長[5]。
2016年京都大学東南アジア地域研究研究所准教授[2]。2019年博士(地域研究)[6]。2022年京都大学東南アジア地域研究研究所教授[2]。専門は中央アジア近現代史、中央アジア地域研究[7]。
著作
編集- 『ヴェールのなかのモダニティ : ポスト社会主義国ウズベキスタンの経験』東京大学出版会 2022年
編著
編集編集
編集- 『スラブ・ユーラシア世界における国家とエスニシティ』(林忠行, 宇山智彦と共編)国立民族学博物館地域研究企画交流センター 2002年
- 『スラブ・ユーラシア世界における国家とエスニシティ2』(林忠行と共編)国立民族学博物館地域研究企画交流センター 2003年
- 『中央ユーラシアを知る事典』(小松久男, 梅村坦, 宇山智彦, 堀川徹と共編)平凡社 2005年
- 『中央アジア』(北川誠一, 相馬秀廣と共編)朝倉書店 2012年
- 『「トルキスタン集成」が拓く世界 1』京都大学地域研究統合情報センター 2013年
- 『「トルキスタン集成」が拓く世界 2』京都大学地域研究統合情報センター 2013年
- 『「トルキスタン集成」が拓く世界 3』京都大学地域研究統合情報センター 2014年
- 『書誌情報データベースの地域情報学的新展開を探る』京都大学地域研究統合情報センター 2015年
- 『秩序の砂塵化を超えて : 環太平洋パラダイムの可能性』(村上勇介と共編) 京都大学学術出版会 2017年
- 『中央ユーラシアの女性・結婚・家庭 : 歴史から現在をみる』(磯貝真澄と共編)国際書院 2023年
翻訳
編集- エドヴァルド・ルトヴェラゼ著『アレクサンドロス大王東征を掘る : 誰も知らなかった足跡と真実』日本放送出版協会 2006年
脚注
編集- ^ a b 研究者紹介 帯谷知可(おびや ちか) 計画研究B01研究分担者新学術領域研究「グローバル関係学」
- ^ a b c d e 帯谷 知可 オビヤ チカ 東南アジア地域研究研究所 社会共生研究部門 教授教育研究活動データベース
- ^ Interviewアジアの中心で目からウロコ帯谷知可先生インタビュー京都大
- ^ a b c 帯谷 知可 オビヤ チカ (Chika Obiya)researchmap
- ^ これまでの事務局体制地域研究コンソーシアム
- ^ 中央アジアにおけるモダニティの追求 : ウズベキスタンにおけるイスラーム・ヴェール問題の歴史的展開と現代 Seeking modernity in Central Asia : raising the veil question in the historical transformation of contemporary Uzbekistan 帯谷, 知可
- ^ 帯谷 知可京都大学