市民連帯・波21
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市民連帯・波21(しみんれんたい なみ21)は、代表の桜井善作を中心に活動する全国のさきがけとなった落選運動の団体。2000年の第42回衆議院議員総選挙に際し、21名の現職議員を「欠格者」として選び、公表するという活動を呼びかけた[1]。5月10日には、一次リストとして22名の名を公表したが、そこには竹下登元首相を筆頭に、首相経験者など著名な政治家の名が挙がっていた[2]。参議院議員も2人含まれており、また党派別にみると、自由民主党16人、自由党2人、公明党1人、無所属3人であった[3]。
『朝日新聞』社説は、波21の運動について、総選挙前に発表された「落選候補者リスト」を踏まえ、「桜井善作代表も認めるように主観的な要素が濃く、どこまで説得力を持つか疑問が残る。上位に並んだのは、知名度の高い政治家たちだった。」と論評した[4]。
総選挙後に開かれた記者会見では、落選候補者リストに挙げられた27人のうち、7人が小選挙区で落選し、うち1人が比例復活を果たしたことを踏まえ、成果は「6.5人」だったと発表された[5]。
脚注
編集- ^ “総選挙「落選運動」展開へ 問題のある候補者名を市民団体が募集”. 朝日新聞・朝刊: p. 37. (2000年4月11日). "問題のある候補者は落選させようと、総選挙に向けて市民有志が十日、「落選運動-主権者・市民連帯・波21」を発足させた。落選させたい立候補予定者名を募集して、その中から二十一人に絞って公表し、宣伝活動を展開する予定という。… 議会活動の怠慢な現職議員らを「欠格者」として、平和、人権、環境などの考え方を参考に、立候補予定者名を一般から募る。" - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “市民団体が「落選候補」発表 リスト上位に自民などの大物がズラリ”. 朝日新聞・朝刊: p. 38. (2000年5月11日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “「落選運動」波紋広げる インターネット、フル活用 基準・公正さに問題も”. 読売新聞・東京朝刊: p. 3. (2000年5月17日) - ヨミダス歴史館にて閲覧
- ^ “わきを固めて展開を 落選運動(社説)”. 朝日新聞・朝刊: p. 2. (2000年5月13日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “落選運動団体が会見 総選挙での運動を総括”. 朝日新聞・朝刊: p. 38. (2000年6月28日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧