市松姫
江戸時代前期の女性。小笠原忠真の長女。黒田光之の正室。子に市之助(次男、早世)
市松姫(いちまつひめ、1627年? - ?)は、江戸時代前期の女性。福岡藩第3代藩主、黒田光之の正室。院号は寶光院(ほうこういん)。 小倉藩初代藩主小笠原忠真の長女で、母は本多忠政の娘・亀姫。
異父兄姉(父親同士は兄弟)に小笠原長次、繁姫、同父母兄弟に小笠原長安・小笠原長宣、異母弟に小笠原忠雄・小笠原真方・小笠原長弘がいる。
正保4年(1647年)に福岡藩主・黒田忠之の嫡男・光之の正室となった。婚儀の折、黒田家からは粟田口吉光の短刀(博多藤四郎・重文)が小笠原家に贈られた。
子女に、筑姫(酒井忠挙正室)、黒田綱之、市之助、福岡藩4代藩主黒田綱政、直方藩主黒田長清。
墓所は福岡市博多区崇福寺、東京都渋谷区祥雲寺、和歌山県高野山奥の院。藩主正室の供養墓としては巨大な墓標である。