市原ぞうの国
市原ぞうの国(いちはらぞうのくに)は、千葉県市原市山小川にある動物園である。アジアゾウ9頭、アフリカゾウ1頭、合計10頭のゾウが飼育されており、その数は国内最多である。サテライトパークとしてサユリワールド、勝浦ぞうの楽園も運営しており、市原ぞうの国とサユリワールドの2園でアニマルワンダーリゾウトを構成している。
市原ぞうの国 Ichihara Elephant Kingdom | |
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施設情報 | |
前身 | 山小川ファーム動物クラブ、湘南動物プロダクション |
管理運営 | 有限会社市原ぞうの国 |
園長 | 坂本小百合 |
開園 | 1989年 |
所在地 | |
位置 | 北緯35度21分17.2秒 東経140度10分56.5秒 / 北緯35.354778度 東経140.182361度座標: 北緯35度21分17.2秒 東経140度10分56.5秒 / 北緯35.354778度 東経140.182361度 |
公式サイト | 市原ぞうの国 |
施設
編集山小川ファーム動物クラブ、有限会社湘南動物プロダクションを前身に、1989年(平成元年)開園。日本動物園水族館協会加盟園館。総面積約3.5ヘクタール。所在地は千葉県市原市山小川937。
ゾウ(主にアジアゾウ)を多数飼育しているため「市原ぞうの国」という名称を用いている。動物と身近に接する展示を特徴としており、園内では希少動物を直接触れる貴重な体験ができる[1]。これらを含め、約70種類、約350頭羽の動物を飼育している。
沿革
編集展示
編集ゾウ
編集2021年(令和3年)6月現在、アジアゾウ9頭、アフリカゾウ1頭、合計10頭のゾウが飼育されており、その数は国内最多である。過去、月岡動物園(1991年閉園)、甲子園阪神パーク(2003年閉園)、南紀白浜ワールドサファリ(現:アドベンチャーワールド)など、他の動物園やサーカスからもゾウを引き取っている。
ゾウによるショー「ぞうさんのパフォーマンスタイム」をはじめ、実際にゾウの背中に乗る事ができる「ぞうさんライド」(エレファントライド)、ゾウの鼻にぶら下がる事のできる「ぞうさんリフト」が名物となっている。なお、ぞうさんのパフォーマンスタイムにてゾウを操るゾウ使いは、全員タイ人である。
園内に設けられている「象のものしり館」では、日本国内におけるゾウの飼育状況や生態を紹介しており、ゾウに関する知識の普及活動を積極的に行っている。
飼育動物の一覧
編集上記以外にも以下の動物を飼育している。
エピソード
編集- 園内に『オレたちひょうきん族』に出演していた、牛の吉田君の墓がある[5]。
- 現在の湘南動物プロダクション(所在地:成田市)は経営者独立により設立された2代目法人であり、市原ぞうの国・哲夢(旧湘南動物プロダクション(初代法人))両社と一切の業務・資本関係は無い[6]。
- 当園のチンパンジー・スマイルと阿蘇カドリー・ドミニオンに住むパンくんとは異母兄弟で、パンくんの娘プリンちゃんの叔父に当たる。
ギャラリー
編集-
放飼場での子象「ゆめ花」と母「プーリー」
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園内を移動する子象「ゆめ花」
サユリワールド
編集サユリワールドは、千葉県市原市山小川にある動物園である。事実上の市原ぞうの国の付随施設(サテライトパーク、分園)と言える存在である。展示動物も市原ぞうの国と組織内移動をしている。
柵がない状態でキリンやカンガルーと至近距離でふれあうことのできる施設。キリンといっしょに食事ができる「キリンさんとブランチ」が好評[7]。市原ぞうの国とのセット入場券あり。市原ぞうの国から徒歩5分。無料シャトルバスも運行している。
所在地は千葉県市原市山小川771。
ペンションOWL
編集サユリワールドに併設されている会員向けペンション(宿泊施設)。部屋からキリンを見ることができる。
ペンションの名はGiraffe(キリン)ではなくOWL(フクロウ)である。サユリは園長の名で、プライベートガーデンの雰囲気となっている。
勝浦ぞうの楽園
編集勝浦ぞうの楽園(かつうらぞうのらくえん)は、千葉県勝浦市にある会員制動物園である。2005年に13ヘクタールの自然の山野に開設されたゾウの養老エリア。
ゾウに騎乗し、ゾウ使いと共に山野の散策を行う「エレファントトレッキング」ができる会員制施設[8]。現在は休園中。
所在地は千葉県勝浦市台宿88。
アクセス
編集鉄道
高速バス
- 市原鶴舞バスターミナルより無料送迎バスあり。
自動車
脚注
編集- ^ 「夢」月間・第2弾! ~市原ぞうの国・園長、坂本小百合さんの夢の楽園~
- ^ Sayuri Worldオープンしました! – 市原ぞうの国
- ^ “市原市ぞうの国、サユリワールドと統合”. 観光経済新聞 (2021年3月18日). 2021年4月16日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2021年3月26日). “市原ぞうの国が「アニマルワンダーリゾウト」へ大規模リニューアル! ゾウの水遊び「エレファント スプラッシュ」は迫力満点”. トラベル Watch. 2021年4月16日閲覧。
- ^ 「カルト大追跡64!! オレたちの『オレたちひょうきん族』大全」『EX FLASH』2003年5月30日号。
- ^ 市原ぞうの国-歴史・沿革
- ^ “Sayuri World – 市原ぞうの国”. www.zounokuni.com. 2019年7月22日閲覧。
- ^ 勝浦ぞうの楽園
関連項目
編集- 日本動物園水族館協会
- 動物園の一覧
- 星になった少年 - この動物園の生い立ちを描いた映画。
- アキ子 - かつて当園で暮らしていたゾウ。
- プーリー - 日本初の自然保育でのゾウ。
外部リンク
編集- 市原ぞうの国・サユリワールド/アニマルワンダーリゾウト
- 市原ぞうの国facebook
- Sayuri World - 市原ぞうの国の分園。キリンがいるペンション(当園の宿泊施設)。
- 勝浦ぞうの楽園 - 市原ぞうの国の分園。象の養老エリア。