川路龍子
川路 龍子(かわじ りゅうこ、1915年(大正4年)8月23日 - 1996年(平成8年)4月20日)は、日本の女優。元松竹歌劇団(SKD)男役スター。東京都出身。本名は千葉柳(りゅう)。
かわじ りゅうこ 川路 龍子 | |
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松竹歌劇団脚本集(1949年)より | |
本名 | 千葉 柳 |
別名義 | 河路 龍子 |
生年月日 | 1915年8月23日 |
没年月日 | 1996年4月20日(80歳没) |
出生地 | 東京都 |
国籍 | 日本 |
職業 | 女優 |
活動期間 | 1930年 - ? |
主な作品 | |
舞台 『西域へ行く』(1948年) 『竜虎』(1954年) 『ふるさとの秋』(1962年) 『落花譜』(1964年) 映画出演 『踊る龍宮城』(1949年) 『女三四郎』(1950年) 『夢多き頃』(1951年) 『燃える上海』(1954年) |
略歴
編集1931年(昭和6年)、東京松竹楽劇部(後の松竹歌劇団(SKD))に10期生として入り、同年『秋のをどり』で初舞台。当時の芸名は河路龍子。後に川路龍子と改め、『士官候補生』(1935年)、『天国太平記』(1938年)などの作品に出演し、1939年(昭和14年)に幹部に昇進。1944年(昭和19年)大幹部となり、翌年からは松竹本社と直接契約し、特別出演の形でSKDの公演に参加した。1963年(昭和38年)に『第28回秋の踊り』により、芸術祭奨励賞を受賞。1965年(昭和40年)3月の『第34回東京踊り』を最後に舞台を引退し、以後はSKDの衣装デザインのスタッフとして長く活躍した。代表的な舞台に『西域へ行く』(1948年)、『竜虎』(1954年)、『ふるさとの秋』(1962年)、『落花譜』(1964年)など。
映画出演も多く、『踊る龍宮城』(1949年)に浦島太郎役で主演したほか、『女三四郎』(1950年)、淡島千景・小月冴子と共演した『夢多き頃』(1951年)、川島芳子を演じた『燃える上海』(1954年)など、スクリーン上でも「男装の麗人」ぶりを遺憾なく発揮している。
出演
編集舞台
編集- 秋のをどり
- 東京踊り
- 士官候補生(1935年)
- 天国太平記(1938年)
- 西域へ行く(1948年)
- 竜虎(1954年)
- ふるさとの秋(1962年)
- 落花譜(1964年)
映画
編集- 裁く水戸黄門(1941年)
- グランド・ショウ1946年(1946年)
- 待ちぼうけの女(1946年) - 早苗 役
- 粋な風来坊(1946年) - お春 役
- 踊る龍宮城(1949年) - 浦島太郎 役
- 女三四郎(1950年)
- 女左膳 鍔鳴無刀流の巻(1950年)
- 黄金バット 摩天楼の怪人(1950年) - 蘭子 役
- 夢多き頃(1951年) - 潮かほる 役
- 旗本退屈男 八百八町罷り通る(1953年)
- 珍説忠臣蔵(1953年)
- 燃える上海(1954年) - 川島芳子 役