川西駅 (北海道)

日本の北海道紋別郡上湧別町にあった北海道旅客鉄道の駅(廃駅)

川西駅(かわにしえき)は、北海道網走支庁紋別郡上湧別町旭(現・湧別町旭)にかつて存在した、北海道旅客鉄道(JR北海道)名寄本線廃駅)である。事務管理コードは▲122123[2]

川西駅
かわにし
Kawanishi
(2.1 km)
(2.6 km) 中湧別
所在地 北海道紋別郡上湧別町旭
北緯44度12分3.3秒 東経143度34分48.3秒 / 北緯44.200917度 東経143.580083度 / 44.200917; 143.580083 (川西駅)座標: 北緯44度12分3.3秒 東経143度34分48.3秒 / 北緯44.200917度 東経143.580083度 / 44.200917; 143.580083 (川西駅)
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 名寄本線
キロ程 119.3 km(名寄起点)
電報略号 カニ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1957年昭和32年)8月1日[1]
廃止年月日 1989年平成元年)5月1日[1]
備考 名寄本線廃線に伴い廃駅
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1977年の川西駅と周囲約500m範囲。右下が中湧別方面。周囲は防風雪林に囲まれていて、100m程離れた紋別側に湧別町西三線の踏切があり、踏切脇から駅へ線路に沿って小道が敷かれている国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

歴史

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一部の普通列車は通過した(1989年(平成元年)4月30日時点(廃止時の時刻表)で、下り3本上り2本(快速運転列車)[3])。

駅名の由来

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所在地附近の地区名より。地区名は、当地が湧別川の西方に位置していたために「川西」と名付けられたことに由来する[4][5]

駅構造

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廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の南西側(遠軽方面に向かって右手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[6]

無人駅となっており、駅舎は無かったがホーム中央部分に待合所を有していた[6]。ホームは簡易型であった。

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均
1978年(昭和53年) 24 [7]

駅周辺

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駅跡

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2001年(平成13年)時点で、当駅の遺構は何も残されていない[9]。2011年(平成23年)時点でも同様で、更地になり残土置場となっていた[10]

隣の駅

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北海道旅客鉄道
名寄本線
旭駅 - 川西駅 - 中湧別駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、912頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、242頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年3月21日閲覧 
  3. ^ 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、220頁。ISBN 978-4893915498 
  4. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、198頁。ASIN B000J9RBUY 
  5. ^ 太田幸夫『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』富士コンテム、2004年2月、188頁。ISBN 978-4893915498 
  6. ^ a b 宮脇俊三 編『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』原田勝正小学館、1983年7月、212頁。ISBN 978-4093951012 
  7. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、906頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  8. ^ 『北海道道路地図 改訂版』地勢堂、1980年3月、18頁。 
  9. ^ 宮脇俊三 編『鉄道廃線跡を歩くVIII』JTBパブリッシングJTBキャンブックス〉、2001年7月、35頁。ISBN 978-4533039072 
  10. ^ 本久公洋『北海道の鉄道廃線跡』北海道新聞社、2011年9月、126頁。ISBN 978-4894536128 

関連項目

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