川本八郎
川本 八郎(かわもと はちろう、1934年10月18日 - )は、学校法人立命館の常任相談役、第9代理事長。大学職員(学校事務職員)から学校法人のトップに上り詰め、大南正瑛、長田豊臣両総長を支えて辣腕を奮った。理事長時代には「改革」の手腕を評価される一方で、学園規模の拡大や産学連携の促進といった施策に対して、ワンマン的、経営主義との批判もあった。
かわもと はちろう 川本 八郎 | |
---|---|
生誕 | 日本 石川県 |
出身校 | 立命館大学法学部卒業 |
職業 | 学校法人立命館事務職員 |
肩書き | 学校法人立命館理事長 |
任期 | 1995年11月 - 2007年1月31日 |
前任者 | 西村清次 |
後任者 | 長田豊臣 |
受賞 | 京都市教育功労者表彰(2006年) |
栄誉 | 旭日重光章 |
経歴
編集- 1953年 石川県立小松高等学校卒業
- 1958年 立命館大学法学部卒業
- 1958年4月 学校法人立命館事務職員
- 学生課長、総務課長、総務部長を歴任
- 1984年 常務理事就任
- 1989年 専務理事就任
- 1995年11月 理事長就任
- 2007年1月31日 理事長退任
- 2007年4月1日 常任相談役就任。退任慰労金として従来の倍額に当たる1億2千万円を受け取る[2]。これは3月の理事会によって総長・理事長の退任慰労金の倍額が決議され、施行日を2006年12月末と決められたためである[2]。その後、受け取った金の一部を学園へ寄付し、大学では「ご寄付に対する川本八郎相談役への感謝の集い」が催された[3]。
- 2007年11月 私学振興功労を理由に秋の叙勲で旭日重光章を受章する[4]。
理事長在任中の事業(抜粋)
編集- びわこ・くさつキャンパスの開設
- 私立宇治高等学校を立命館宇治高等学校として吸収合併
- 私立札幌経済高等学校を立命館慶祥高等学校として吸収合併
- 市立守山女子高等学校を立命館守山高等学校として移管合併
- 立命館アジア太平洋大学の開学
- 立命館宇治中学校の開校
- 立命館慶祥中学校の開校
- 立命館小学校の新設
著書
編集単書
編集- 『心を燃やせ―立命館の改革に命をかけた男が熱く語る「問題があるから人は逞しくなる」』財界研究所、2009年。ISBN 978-4879320629。
- 『大学改革 - 立命館はなぜ成功したか』中央公論新社、2009年。ISBN 978-4120040740。
共編著
編集- 『大学行政論〈1〉』東信堂、2006年。ISBN 978-4887136519。
- 『大学行政論〈2〉』東信堂、2006年。ISBN 978-4887136663。
脚注
編集出典
編集- ^ 「第53回不戦のつどい」開催 - 立命館大学(旧サイト)2018年1月7日 閲覧
- ^ a b 「倍額に改定、1億2000万円 立命館理事長の「退任慰労金」 総長も適用【大阪】」朝日新聞34頁(2007年4月21日・朝刊)
- ^ 「課外活動充実・発展のためのご寄付に対する 川本八郎相談役への感謝の集い」開催 - 立命館大学(アーカイブ)2018年1月7日 閲覧
- ^ 川本八郎・立命館相談役が「旭日重光章」を受章 - 立命館大学2018年1月7日 閲覧
関連項目
編集- 立命館大学
- 立命館大学の人物一覧
- 小畑力人
- 鈴木元 - 元学校法人立命館総長理事長室室長