川合勇
日本の実業家
川合 勇(かわい いさむ、1922年(大正11年)10月10日 - )は日本の実業家。富士重工業代表取締役社長を経て、同社代表取締役会長に就任したが在職中、贈賄容疑で逮捕・起訴され辞任した。
人物・経歴
編集静岡県出身[1]。1945年東京帝国大学工学部卒業[2]。1946年日産自動車入社。日産自動車追浜工場工務部長を経て、1984年取締役に昇格。1985年日産ディーゼル工業代表取締役社長。1990年富士重工業(現SUBARU)代表取締役社長。1996年富士重工業代表取締役会長[1]。
1998年に救難飛行艇開発汚職事件が発覚し、中島洋次郎防衛政務次官に対する贈賄容疑で逮捕・起訴され、富士重工業代表取締役会長を辞職した[3][4]。2006年最高裁判所で上告が棄却され、懲役1年6月・執行猶予3年とした東京高等裁判所の2審判決が確定した[4]。
1987年秋の褒章で藍綬褒章[5]、1995年秋の叙勲で勲二等旭日重光章を受章しているが[6]、2006年10月31日、ともに返上[7]。
脚注
編集- ^ a b 川合勇コトバンク
- ^ 石井耕「経営者と全社経営戦略」『經濟學研究』第47巻第4号、北海道大学經濟學部、1998年3月、848-859頁、ISSN 04516265、NAID 120000951454。
- ^ 当社前会長起訴についてのコメントSUBARU
- ^ a b 「防衛庁汚職事件、富士重工元会長らの有罪確定」2006年3月6日22時29分 読売新聞
- ^ 『官報』号外第133号14頁 昭和62年11月5日号
- ^ 『官報』号外第210号1頁 平成7年11月6日号
- ^ 『官報』第4462号9頁 平成18年11月13日号
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