島津久永
日本の実業家
島津 久永(しまづ ひさなが、1934年(昭和9年)3月29日[1] - )は、日本の実業家。前財団法人山階鳥類研究所理事長。ソニー株式会社取締役、財団法人ソニー教育振興財団専務理事、財団法人世界自然保護基金ジャパン副会長などを歴任した。昭和天皇の第五皇女、島津貴子(清宮貴子内親王)の夫。第126代天皇徳仁および秋篠宮文仁親王の義理の叔父にあたる。
しまづ ひさなが 島津 久永 | |
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1959年(昭和34年)12月5日、建築中の新居前に立つ清宮貴子内親王と島津久永 | |
生誕 |
1934年3月29日(90歳) 東京府 |
出身校 | 学習院大学政経学部卒業 |
職業 | 山階鳥類研究所顧問 |
配偶者 | 島津貴子(清宮貴子内親王) |
子供 | 島津禎久(長男) |
概要
編集1957年(昭和32年)、学習院大学政経学部経済学科を卒業し、経済学士号を取得した。同年、日本輸出入銀行に入行する。1960年(昭和35年)3月10日に昭和天皇の第五皇女である清宮貴子内親王と結婚した[2]。その後、妻を連れてワシントンD.C.、シドニーに駐在、後に審査部長となった。
1987年(昭和62年)、ソニーに移り、3年後には同社の取締役となり、後にソニー教育振興財団専務理事となる。2003年(平成15年)に山階鳥類研究所に移り、翌年に理事長に就任した。2015年(平成27年)6月12日をもって同理事長を退任。
人物
編集島津禎久は長男。香淳皇后の従弟でもある。また、義兄にあたる上皇の学習院時代の同級生として知られる。
父・島津久範(1894〜1944)は薩摩藩主島津忠義の七男で旧佐土原藩主家を継承、島津忠麿の婿養子となって伯爵となった。母・島津久子は子爵・高倉永則の娘。
略歴
編集- 1934年(昭和9年) - 誕生。
- 1957年(昭和32年)- 学習院大学政経学部卒業。
- 1957年(昭和32年) - 日本輸出入銀行入行。
- 1987年(昭和62年)- ソニー理事。
- 1990年(平成2年) - ソニー取締役。
- 1994年(平成6年) - ソニー顧問。
- 1994年(平成6年) - ソニー教育振興財団専務理事。
- 2000年(平成12年)- ソニー教育振興財団顧問。
- 2003年(平成15年)- 世界自然保護基金ジャパン副会長。
- 2003年(平成15年)- 山階鳥類研究所理事。
- 2004年(平成16年)- 山階鳥類研究所理事長。
- 2015年(平成27年)- 山階鳥類研究所理事長退任。
脚注
編集- ^ 人事興信録45版し72
- ^ 千田稔『華族総覧』講談社現代新書、2009年7月、561頁。ISBN 978-4-06-288001-5。
外部リンク
編集- 島津久永理事長の紹介 - 島津を紹介する山階鳥類研究所の公式ウェブサイト(アーカイブ)。
- 島津貴子さん(清宮さま)と島津久永さん結婚式当日の記録(皇室アーカイブ) - YouTube(TBS NEWS)