島次郎
日本の舞台芸術家
経歴
編集北海道生まれ[2][3]。武蔵野美術大学卒業[2]。当初は油絵に取り組んでいた[4]。
1970年代から、平面・立体の造形作品に取り組みながら、テント劇団「走狗」で舞台美術に関わった後、1980年代半ばから本格的に舞台美術にたずさわる[3][5]。
2011年には、「島次郎 舞台美術 1986-2010」と題した展覧会が、座・高円寺地下のギャラリー・アソビバで開催された[6][7]。
晩年は武蔵野美術大学客員教授、日本工学院専門学校非常勤講師として教鞭もとっていた。
おもな受賞
編集- 1998年 - 第32回紀伊国屋演劇賞個人賞(THE・ガジラ『PW』、『温室の前』、座・新劇『どん底』)[2][8]
- 2001年 - 第28回(2000年度)伊藤熹朔賞(日本舞台美術家協会)(新国立劇場『マクベス』)[9]
- 2002年 - 第9回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞(地人会『アンチゴーヌ』など)[2][10]
- 2004年 - 第3回朝日舞台芸術賞(新国立劇場『浮標(ブイ)』、ひょうご舞台芸術『ニュルンベルク裁判』、新国立劇場『世阿彌』[2][5][11]
- 2004年 - 紫綬褒章[2]
- 2013年 - 第20回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞(文学座アトリエの会『NASZA KLASA』、新国立劇場『リチャード三世』)[2]
- 2016年 - 旭日小綬章[12]
脚注
編集- ^ a b “舞台美術家の島次郎氏が死去”. 産経新聞. (2019年4月9日) 2019年4月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h デジタル版 日本人名大辞典+Plus『島次郎』 - コトバンク
- ^ a b “デザインのワークショップ 劇場を経験しよう 第26回世田谷パブリックシアター舞台技術者養成講座”. 世田谷パブリックシアター/シアタートラム. 2014年12月20日閲覧。
- ^ “VPAMレポート”. 国際演劇協会日本センター (2014年4月14日). 2014年12月20日閲覧。
- ^ a b “島次郎、劇団昴(第3回朝日舞台芸術賞 輝く人々)”. 朝日新聞・夕刊: p. 7. (2004年1月23日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “島次郎 舞台美術 1986-2010”. 日本舞台美術家協会 JATDT (2011年9月9日). 2014年12月20日閲覧。
- ^ “島次郎の舞台美術を紹介 東京・杉並区で展覧会”. 朝日新聞・夕刊: p. 3. (2011年9月1日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “北林谷栄さんらに紀伊国屋演劇賞”. 朝日新聞・夕刊: p. 18. (1997年12月19日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “伊藤熹朔賞受賞記録”. 日本舞台美術家協会. 2014年12月20日閲覧。:“Macbeth マクベス”. 新国立劇場. 2014年12月20日閲覧。
- ^ “読売演劇大賞決まる”. 朝日新聞・朝刊: p. 34. (2002年2月4日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ “第3回朝日舞台芸術賞”. 朝日新聞社. 2014年12月20日閲覧。
- ^ “平成28年春の叙勲 旭日小綬章等受章者 東京都” (PDF). 内閣府. p. 2 (2016年4月29日). 2023年5月26日閲覧。