岩崎峻典
岩崎 峻典(いわさき しゅんすけ、2003年3月11日 - )は、大阪府大阪市出身[2]のプロ野球選手(投手)。右投右打。福岡ソフトバンクホークス所属。
福岡ソフトバンクホークス #69 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 大阪府大阪市 |
生年月日 | 2003年3月11日(21歳) |
身長 体重 |
178 cm 80 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2024年 ドラフト6位 |
年俸 | 800万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
経歴
編集大阪市立城北小学校1年生から[3]『城北ユニオンズ』でソフトボールをプレー[4]。大阪市立大宮中学校[3]では硬式野球の『大淀ボーイズ』に所属し、1・2年時は内野を守ることが多かったが、3年時に投手へ転向した[4]。
履正社高校では1年秋からベンチ入りし[4]、チームは近畿大会ベスト4入りを果たし、翌2019年の甲子園大会に出場したが[5]、岩崎は登板機会がなかった。ただ、甲子園後にカットボールを習得すると、2年夏の大阪大会では5試合に登板し、22回1/3を投げて2失点の好成績[4]。甲子園大会では背番号17ながら、エースの清水大成(1学年上)と共に二枚看板を形成し[6]、4試合の登板で18回1/3を4失点[4]。チームは春夏通じて初の全国制覇を果たし[7]、岩崎は星稜高校との決勝戦で胴上げ投手となった[8]。エースとして臨んだ2年秋は9試合に登板し、5完投・防御率1.65で近畿大会ベスト4入りの原動力となり[6]、翌2020年の甲子園大会への出場が決定していたが[9]、新型コロナウイルスの影響で大会中止[10]。3年夏も甲子園大会およびその出場権を懸けた地方大会が中止となり、独自代替大会[11](大阪)では準決勝で大阪桐蔭高校に勝利したものの[注 1]、雨天による日程変更が重なった影響で決勝は行われなかった[13]。
東洋大学[注 2]へ進学すると、1年春からリーグ戦(1部リーグ)に登板したが[4]、チームはこのシーズンで2部へ降格となった[注 3]。3年春の入れ替え戦でチームは連勝し、5シーズンぶりに1部へ復帰[16]。3年秋のリーグ戦(1部リーグ)では規定投球回に到達し、6試合の登板で2勝2敗・防御率1.82を記録したが[17]、チームは最下位で入れ替え戦にも敗れ、2部降格となった[18]。4年春は制球が定まらず、リーグ戦(2部リーグ)で8試合に登板するも1勝4敗であった[19]。
2024年10月24日に開催されたドラフト会議にて、福岡ソフトバンクホークスから6位指名を受けた[20]。12月3日には契約金3000万円・年俸800万円(いずれも金額は推定)で入団に合意[1]。同9日に背番号が69と発表された[21]。
選手としての特徴
編集持ち球は最速153km/hのストレート、カットボール、スライダー、カーブ、スプリット[17]。
福山龍太郎アマスカウトチーフは「カットボールが武器のピッチャーなので、横の揺さぶりをうまく使いながらというのが彼の持ち味」と評している[22]。
人物
編集浅利太門とは中学時代からの友人であり[23]、浅利も2024年度ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから3位指名を受けている[24]。
詳細情報
編集背番号
編集- 69(2025年[21] - )
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 「「強気に攻める気持ちは誰にも負けない」 ソフトバンクがドラフト6位の東洋大・岩崎峻典投手と入団合意 最速153キロの右腕」『西スポWEB OTTO!』2024年12月3日。2024年12月9日閲覧。
- ^ a b 「2024年プロ野球ドラフト会議で本学硬式野球部2名が指名を受けました」『東洋大学公式サイト』2024年10月24日。2024年12月9日閲覧。
- ^ a b 「履正社・岩崎峻典「日進月歩」答えは4年後に出す」『日刊スポーツ』2020年11月25日。2024年11月2日閲覧。
- ^ a b c d e f 「東洋大学・岩崎峻典「令和最初の甲子園優勝投手」がめざす、東都2部からのプロ入り」『4years.』2024年10月4日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「履正社2年ぶり8回目の春 公式戦11本塁打の強打で初V目指す」『毎日新聞』2019年1月25日。2024年11月2日閲覧。
- ^ a b 「【スポニチ潜入(3)】履正社・岩崎 最高2900回転!驚異のスピンが武器 昨夏の甲子園優勝投手」『Sponichi Annex』2020年3月9日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「履正社が初の全国制覇 大阪勢夏2年連続14度目V」『日刊スポーツ』2019年8月22日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「履正社・岩崎が胴上げ投手「先輩が声かけてくれた」」『日刊スポーツ』2019年8月22日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「履正社、2年連続9回目 大阪桐蔭、2年ぶり11回目(その1) /大阪」『毎日新聞』2020年1月25日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「センバツ高校野球史上初の中止 新型コロナ感染拡大で苦渋の決断」『中日スポーツ』2020年3月11日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「「活躍の場与えたい」大阪府高野連、代替大会開催の理由を説明」『産経新聞』2020年6月6日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「履正社が大阪桐蔭下し横綱対決制す/大阪準決勝詳細」『日刊スポーツ』2020年8月10日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「「履正社と勝負したかった」 準決勝で終わった独自大会」『朝日新聞デジタル』2020年8月12日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「東洋大、日大に逆転負けで2部降格ピンチ 打線ふるわず…杉本監督「他力本願だけどまだ可能性ある」」『Sponichi Annex』2021年6月21日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「立正大、東洋大の1部校が2部降格 立正大・坂田監督「すぐ上がるしかない」」『Sponichi Annex』2021年6月22日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「【東都入れ替え戦】東洋大が連勝で5季ぶり1部昇格決めた、就任1年目井上監督の目には涙」『日刊スポーツ』2023年6月24日。2024年11月2日閲覧。
- ^ a b 「オリックス/ヤクルトなど複数球団が注目するキレのある投球と最速153kmの直球で完投完封を収める粘り強い右腕!岩崎峻典/東洋大【ドラフト候補2024】」『ラブすぽ』2024年10月19日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「東洋大グラウンド開き 岩崎峻典、一條力真のプロ注目153キロコンビで、春1部復帰を狙う」『日刊スポーツ』2024年1月8日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「[硬式野球]2部優勝・1部昇格へ!スポトウが選ぶ秋季リーグ戦注目選手紹介③」『東洋大学スポーツ新聞編集部』2024年9月1日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「【ドラフト】ソフトバンク6位指名の東洋大・岩崎峻典 「小さい頃からプロ野球選手になるのが夢だったので」」『サンケイスポーツ』2024年10月24日。2024年11月2日閲覧。
- ^ a b 「ソフトバンクが新入団選手の背番号発表 1位村上泰斗は「20」2位庄子雄大は「25」」『西スポWEB OTTO!』2024年12月9日。2024年12月9日閲覧。
- ^ 「[硬式野球]「この順位で獲得できたことが不思議だなというくらい評価」岩崎峻典に福岡ソフトバンクホークスが指名挨拶」『東洋大学スポーツ新聞編集部』2024年10月31日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「興国復活の鍵握る浅利、戦国大阪で打倒2強を狙う」『日刊スポーツ』2020年1月9日。2024年11月2日閲覧。
- ^ 「明大・宗山塁は楽天、関大・金丸夢斗は中日が交渉権 12球団の大学生指名選手一覧」『4years.』2024年10月24日。2024年11月2日閲覧。