岡部亘
日本のミュージシャン、作曲家
岡部 亘(おかべ わたる、1963年1月30日 - 2017年1月13日)は、日本のマルチプレイヤー、作曲家。ドラマー、ギタリスト他、幅広く活動。
概要
編集京都産業大学に入学後、軽音楽部に在籍し、ドラムスをはじめる。
数々のバンドの正式メンバーとしてのみならず、自身のユニット展開、他アーティストのサポート、ミュージカル出演など、所属・ジャンルを超えた多彩な活動で知られる。
2017年、1月13日に急性心筋梗塞にて死去。
主な参加バンド・ユニット
編集- おかげ様ブラザーズ:1986年にメジャー・デビュー。「ブラッキー岡部」としてドラムス担当。
- b-flower:1991年加入。主にドラムス担当。作曲も手がける。
- Mother's Boy:中島らものバンド。
- オーサカ・エグザイル:金子鉄心(おかげ様ブラザーズ)、押尾コータロー、ナガサカ憲道の計四人によるケルト音楽ユニット。ギター、パーカッション担当。いしだ壱成のアルバム『PUR』などにも参加。
- 月と蛙:2001年春に三線の清水彩月と結成したユニット。歌謡曲、民謡からロックまで多彩な演奏内容で知られる。ギター、鳴りもの、唄を担当。作曲、アレンジも手がける。これまでに、アルバム3枚をリリース(2002年『天真爛漫』、2004年『豪華絢爛』、2009年『花鳥風月』)。
- 鞴座(ふいござ):金子鉄心と藤沢祥衣の3人組ユニット。ギター担当。イーリアン・パイプやアコーディオンなどの鞴系の楽器を駆使することから名付けられた。パリのミュゼットからケルトまで欧州の大衆音楽を特徴とする。リリースアルバムに『フイゴ座の怪人』など。
- Livingstone Daisy:b-flower の八野英史とアンビエント・ミュージシャンの細海魚の3人組ユニット。2010年11月16日にデビュー曲『どこにも行けないでいる』を、2011年2月8日にセカンドシングル『この悲しい世界』を配信リリースした。リリースノーツによると、春にアルバムの発売が予定されている。
- Humming Toad :ビートルズに代表される 60's ポップが基調のソロユニット。全作曲、ヴォーカルとすべての楽器をこなす。b-flower の八野が作詞、宮大がミックスとして参加。1999年『Love Wonderland』、2000年『Love Under The Lily Pad』 のアルバム2作をリリース。
その他、WALRUS、ヘキサクラズマ 、ワズラワズ、スースーハー、スーパーゼリー、鞴弦、等。
他アーティストのサポート
編集ナガオクミ(2009年アルバム『ケシキス』)、華乃家ケイ、原田博行、等多数。
ミュージカル出演
編集ロックミュージカル公演にドラマーとして出演。
他にも、おろちロックショー、等。
エピソード他
編集- 使用ドラムは、ラディック・ムッサー。カホンはシュラングベルグ。
- 自他ともに認めるビートルズの大ファン[1][2]。
- 「バブルガム・ポップもビートルズ以外のリバプールサウンドもモンキーズもエルレーベルもソフトロックもほとんど全く知らないのに、(こんな)曲が書けちゃう天然 60's メロディーメイカー」であるとは、b-flower メンバーの八野英史の弁[2]。
- 公式サイトに「怪奇生物図鑑」ページを設けているほどの生物図鑑マニア。また同サイトでは、犬のクー、鳥のプックル、亀のジョンが、各々のページを与えられている。
- b-flower の八野からは「オカベーロ」、他に「かえるさん」と呼ばれている。
※苦手な食べ物はうなぎ・かにみそ・あなご・川魚全般である。ちなみに、許せない食べ物は「ぶり大根」だそうで、岡部曰く「ぶりの香りが浸み込んだ大根が許せない!大根だけで煮た方がおいしい…」と思っている。