山田弘 (馬主)
山田 弘(やまだ ひろし、1946年7月21日[1][2] - )は、日本の実業家(不動産会社経営)、馬主。
やまだ ひろし 山田 弘 | |
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第43回ジャパンCパドック(2023年11月26日) | |
生誕 |
1946年7月21日(78歳)[1][2] 日本 東京都新宿区[2] |
職業 | |
肩書き | 不動産会社経営者 |
馬主活動
編集日本中央競馬会(JRA)および地方競馬全国協会(NAR)に登録する馬主として知られる。勝負服の柄は緑,黒袖,黄鋸歯形、冠名は特に用いない。祖父の影響で競馬ファンとなり[3]、1956年の日本ダービーなども観戦していた[1]。30代後半に日本ダイナースクラブで一口馬主となったのを経て[1]、個人馬主の資格を1988年11月[4]に取得。個人名義では2004年産馬の2頭より競走馬を所有しはじめた。後に岡田牧雄と知り合い、「俺と一緒に(馬を)持とうよ」と言われたことから、岡田スタッドで購買したマックスドリームを所有[1]。本馬は現役時に石清水ステークス(1600万下)を勝利しオープンクラスにまで昇格した[注 1]。
2015年になると、ダート路線で善戦していたサウンドトゥルーが本領を発揮するようになり、10月7日の日本テレビ盃を制覇、馬主資格取得から27年目にしての初のグレード制重賞制覇を果たした。さらに、年末の東京大賞典を制しGI級競走を初制覇、翌年にはチャンピオンズカップも制してJRA・GI初制覇を果たした[3]。さらに2021年にはタイトルホルダーが弥生賞ディープインパクト記念を制し芝の重賞を初制覇[5]、さらに菊花賞も制しクラシック初制覇を果たした[6]。
なお、先に述べた岡田牧雄との繋がりから、近年の所有馬の多くは岡田スタッドの生産馬であり、タイトルホルダーの菊花賞制覇は岡田スタッドのクラシック初制覇となった[7]。
主な所有馬
編集GI級競走優勝馬
編集斜字は地方重賞。
- サウンドトゥルー(2015年東京大賞典、日本テレビ盃、JBCクラシック2着、チャンピオンズカップ3着、2016年チャンピオンズカップ、川崎記念2着、2017年JBCクラシック、川崎記念2着、2019年金盃、2020年金盃、東京記念)
- タイトルホルダー(2021年弥生賞ディープインパクト記念、菊花賞、2022年・2023年日経賞連覇、2022年天皇賞(春)、宝塚記念)
その他の所有馬
編集- ホールドマイラブ[注 2]
なお、以前は一口馬主としても馬を所有しており、代表的な出資馬・共同所有馬にはダンスインザムード、ドゥラメンテ、ローズキングダム、ミトラがいた[4]。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e 「杉本清の競馬談義 第431回」『優駿』、日本中央競馬会、2022年10月、22-25頁。
- ^ a b c “【有馬記念】タイトルホルダー・山田弘オーナーに直撃 「みなさんの期待にこたえられるようなレースを」”. サンスポZBAT. サンケイスポーツ (2022年12月21日). 2023年4月6日閲覧。
- ^ a b “【有馬記念】タイトルホルダーの山田弘オーナー、母も姉も購入オファーあった縁ある一族でビッグタイトル狙う”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2021年12月24日). 2023年2月24日閲覧。
- ^ a b 競馬ブック 2017年1月9日号
- ^ “重賞制覇レポート『タイトルホルダー』岡田スタッド編(弥生賞)”. Pacalla. 2022年6月28日閲覧。
- ^ “【第1回】クラシック初制覇|山田弘オーナーインタビュー|キャプテン渡辺のウィナーズサークル”. 一般社団法人中山馬主協会. 2022年6月28日閲覧。
- ^ “重賞制覇レポート『タイトルホルダー』岡田スタッド 編(菊花賞)”. Pacalla. 2022年6月28日閲覧。